Archive for: 𔃵月 2014’

M_O_O_N – Hydrogen

2014年5月13日 Posted by seki

今回は、M_O_O_Nの「Hydrogen」という曲を紹介します。

こちらの曲は、「Hotline Miami」のサウンドトラックに収録されているタイトルになります。

2012年にリリースされたHotline Miamiの人気は今でもとどまるところを知らず、

続編である「Hotline Miami 2:Wrong Number(間違い電話)」の発表内容も潤いつつあり、現在さらに熱が高まっています。

Hotline Miamiは全編を通して謎の真相が語られず、淡々とギャングを虐殺していく主人公をプレイヤーは操作していきます。

そんなHotline Miamiの根幹を支えているのが音楽ですが、M_O_O_Nはその中でもメインといえるいくつかの曲を手がけています。

このHydrogenもそのうちの一曲であり、プレイヤーはこの曲を繰り返し聞く機会に恵まれるでしょう。

というのもHotline Miamiは非常に難易度が高く、何度も何度もリトライをしているうちに、

すっかり音楽の魅力に取り付かれてしまうのです。

淡々とギャングを虐殺していく作業と、一定のリズムを保ちながらどこかおどろおどろしい音楽との調和が、

見事にプレイヤーをHotline Miamiの世界観に引き込んでいくことでしょう。

Sun Araw – Deep Cover

2014年5月11日 Posted by seki

今回は、Sun Arawの「Deep Cover」という曲を紹介します。

こちらの曲は、「Hotline Miami」というゲームのサウンドトラックに収録されている一曲です。

作中では、常にステージの開始地点となる、「拠点」にて流れるBGMとなっています。

「Hotline Miami」は非常にバイオレンスかつダークな雰囲気のゲームで、

この主人公が根城にしている「拠点」も、どこか不気味な雰囲気をたたえています。

「Deep Cover」の冒頭から鳴り続けるサイレンのような音が、

「Hotline Miami」から感じる淡々としながらどこか危険なイメージを、見事に伝えてくれます。

「拠点」のBGMは繰り返し繰り返し聞くものですから、それだけ印象も強まっていくことでしょう。

「Hotline Miami」をプレイしていない方でも、「Deep Cover」に限らずこのサウンドトラックは、

エレクトロニカとしても完成度が高い楽曲が揃っています。

サウンドトラック単品で購入して楽しむ、ということでも十分に価値はあるでしょう。

El Huervo – Turf

2014年5月10日 Posted by seki

今回は、El Huervoの「Turf」という曲を紹介します。

こちらは、「Hotline Miami」というゲームのサウンドトラックからの一曲です。

「Hotline Miami」は海外発のインディーズゲームで、謎めいたストーリー展開とともに、

主人公がマフィアやギャングの居所に乗り込んで殺人を繰り返す、というバイオレンスなストーリーとなっています。

そんな「Hotline Miami」ですが、サウンドはすべてプロとして活動しているインダストリアルやプログレッシブのサウンドクリエーターによって手がけられています。

El Huervoもその一人であり、彼は単独でアルバムもリリースしている、れっきとしたプロのミュージシャンなのです。

この「Turf」という曲は、ゲーム中のある重要な局面での音楽ですが、

その緊張感を余すところなく表現するために、この曲が貢献している部分は大きいかと思われます。

ゲームのスピード感と、バイオレンスな中にもどこか幻想的な雰囲気をつくりあげるために、

「Hotline Miami」のサウンドトラックはその大きな柱となっているのです。

Black Lips – 「Bad Kids」

2014年5月8日 Posted by seki

今回は、Black Lipsの「Bad Kids」という曲を紹介します。

Black Lipsは、アメリカのアトランタで2000年に結成されたバンドです。

いわゆる「パンク」に分類されるサウンドを特徴としており、

ガレージバンドとしての評価も高くなっています。

ライブではギターを燃やして壊したり、ステージに豚の頭を持ち込んだりとかなりハードなパフォーマンスも有名。

そしてこちらの「Bad Kids」が収録されたアルバム、「Good Bad Not Evil」は2007年のリリースですが、

どこか懐かしい感じのする曲だと感じるかもしれません。

彼らは60年代ガレージという音楽ジャンルから影響を受けており、まさしくその

「どこか懐かしい」は彼らにとっての持ち味でもあるのです。

Black Lipsのサウンドには、時代にとらわれない個性が感じられますね。

KOKIA – Believe in the Spirit

2014年5月1日 Posted by seki

今回は、KOKIAの「Believe in the Spirit」という曲をご紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」のサウンドトラックに収録された、

同ゲームの主題歌となる楽曲です。

聖剣伝説でのボーカル付き主題歌といえば、レジェンドオブマナの主題歌がありました。

レジェンドオブマナでは、日本語のボーカルではない歌詞でしたが、今回はKOKIAが起用されています。

こちらの楽曲の雰囲気は、レジェンドオブマナのプロローグに感じられるような、

幻想的でどこかおどろおどろしい雰囲気をたたえています。

作中ではのどかでおだやかなファンタジー風景が描かれることが多い聖剣伝説ですが、

最もオープニングの部分でこういったダークな部分を強調しているために、

ゲーム全体が実に印象的なものになるのかもしれません。

「Believe in the Spirit」は、新しい聖剣伝説のイメージを打ちたてつつ、

これまでの聖剣伝説とも確実に地続きであるということを感じさせる、理想的な主題歌になっているといえるでしょう。