Archive for: 𔃱月 2018’

欅坂46-「風に吹かれても」

2018年1月28日 Posted by seki

本日の一曲は、先週に引き続き、日本の女性アイドルグループ「欅坂46」の5枚目のシングルの表題曲で、2017年10月25日にDVD付、CDのみ合わせて5形態で発売されました。

前回の「不協和音」から一転、今回はダンスナンバーを思わせるアップテンポな曲調で、メンバーのスタイリッシュな歌声と手拍子が、ぎこちない恋愛観を歌い上げています。

因みに、今回のミュージックビデオではメンバー全員が黒いスーツに身を包み、最初は乱雑に積まれた机の上に思い思いに腰掛け、そこから一糸乱れぬダンスを披露し、その場所は次々に切り替わり、ライトアップされたコンテナをステージに見立て、笑顔で踊るシーンは圧巻です。

特に印象的だったのは、メンバーが走り出し、積み上げられた段ボールを蹴散らすシーンと「風に吹かれても 何も始まらない ただどこかに運ばれるだけ」という歌詞です。

おそらく、他のアイドルグループなら風が吹けば恋が始まったり、離れてしまった相手を思う歌詞が添えられるかもしれませんが、そんな都合のいい事は起こらないと言うような雰囲気が、このグループにピッタリだと個人的に感じました。

欅坂46-「不協和音」

2018年1月17日 Posted by seki

本日は、日本の女性アイドルグループ「欅坂46」の4枚目のシングルの表題曲で、2017年12月31日の紅白歌合戦でも歌われた一曲です。

2017年4月5日、DVD付、CDのみ合わせて5形態で発売されました。

タイトルの「不協和音」とは「不安定な感じを与える和音」という意味の他に、比喩としては「人や団体などの間で調和を乱すような不和や反目」という意味があります。

それに合わせる様に、力強いリズムに合わせ、メンバーが「最後の最後まで抵抗する」や「君はYesと言うの」など、周りと衝突しても、不協和音になっても、自分を貫き通す姿勢が綴られています。

特に印象的なのが、間に挟まれる「僕は嫌だ」という歌詞です。

そして、プロモーションビデオでは倉庫街の様な場所で紺色を基調とした衣装に身を包んだメンバーが走って集合し、ポーズを決める画面から始まります。

そして、メンバー全員がダンスの際は髪を振り乱し、ポーズを決める際は凛とした表情で曲を歌いあげています。

君はそれでいいのか、と問いかけられている気分になる一曲です。

ムーコ(吉田仁美)-「SUKI!SUKI!SUKI!」

2018年1月11日 Posted by seki

本日の一曲は、前回の記事に引き続き、「戌年」にかけて犬に因んだ楽曲です。

これは2015年10月から2016年3月までテレビ東京系列にて短編テレビアニメとして放映された「いとしのムーコ」という作品のオープニングテーマです。

この作品は緑豊かな山の中でガラス工房を営むガラス職人の「小松さん(コマツさん)」と、彼が大好きなメスの愛犬ムーコの日常を描いており、基本的に一話完結型になています。

因みに、タイトルにもなっている犬のムーコは日本語でセリフが出ますが、実際に喋っているわけではなく、小松含め、他の登場人物には伝わらない設定です。

この小松さんとムーコは、作者が知り合いの人を通じて知った、秋田県に実在するガラス工房の職人さんと愛犬がモデルだそうです。

そんな作品を彩るオープニングテーマは、ムーコが大好きなコマツさんへの想いを存分に歌った一曲になっています。

明るい曲調とリズムに合わせ、ムーコが一匹、いえ、1人の乙女として如何にコマツが好きかをストレートに綴った歌詞が特徴的です。

島谷ひとみ-「YUME日和」

2018年1月7日 Posted by seki

2018年、最初の一曲目を飾るのは「戌年」と1日でも多く「素敵な日」がありますように、というゲン担ぎを兼ねて選んでみました。

この歌は日本の女性シンガーの島谷ひとみさんの13枚目のシングルの表題曲で、2003年11月6日に発売されました。

この楽曲は発売された2003年から2004年のテレビアニメ「ドラえもん」のエンディングテーマとして使われ、また2004年3月に劇場公開された映画「ドラえもん のび太のワンニャ時空伝」のエンディングテーマにも起用されました。

この映画は、人の都合で住む所を失った犬や猫たちの為に、のび太が自分が助けた「イチ」も連れて、3億年前の世界に向かい、そこで住みやすい様に環境を整えあげる所から始まります。

あした、必ず会いに来る。のび太が「イチ」と交わした、この約束が、映画で重要な役割を果たすのです。

そんな映画に色を添えるのが、島谷ひとみさんの爽やかな歌声と、空に掛かる虹を結ぶように、君が笑顔で居る事を願っている、そんな冬の日に優しく降り注ぐ日差しを感じさせる歌詞です。