Archive for: 𔃴月 2017’

宇多田ヒカル-「SAKURAドロップス」

2017年4月29日 Posted by seki

本日の一曲、または季節を感じられる春の桜ソングの最後を飾るのは一度は音楽活動を離れた人気女性シンガーソングライターの宇多田ヒカルさんの11枚目のシングルの表題曲です。

発売されたのは2002年5月9日、同年に放送されていたTBS系テレビドラマ「First Love」の主題歌に起用されました。

このドラマは元教師と教え子との所謂「禁断の愛」を描いた大人のラブストーリーで、透明感がありながら、どこか切ない気持ちになる歌声がドラマに色を添えています。

曲名の「SAKURAドロップス」とは散っていく桜を意味しているそうで、その言葉通り、曲調は満開の桜ではなく、風に花びらを飛ばされる桜が思い浮かぶバラードの様です。

そんな曲に合わせるように歌詞は後悔する事を知っているのに恋をしてしまう、相手が好きでたまらない、それがストレートに伝わってくる内容に仕上がっています。

何度も咲いて、散って、美しい景色を作り上げる「桜」と繰り返してしまう「恋」が彼女の歌声によって見事に表現された一曲とも言えます。

因みに、この曲の影響かは謎ですが、このシングルが発売されて有名な「サクマドロップス」の売り上げが上がったという話もあるそうです。

河口恭吾-「桜」

2017年4月23日 Posted by seki

四月も残り僅か、既に五月の大型連休に向けて準備を始めている人、予定を考えている人もいるでしょう。

今年は春の嵐に浮き沈みの激しい気温と花粉症に限らず、人によっては厳しかったかもしれませんが、そろそろ落ち着くそうです。

そんな本日の一曲は、シンガーソングライターの河口恭吾氏の大ヒットシングルの代表曲です。

発売されたのは2003年12月10日、個人的に調べてみると、この楽曲は「ドラえもん」がイメージキャラクターだったCMに出す為に考えたそうです。

リズムはアコースティックギターとピアノを主体に、緩やかに、けれどしっかりした旋律が咲き誇る桜を連想させます。

歌詞は大切な人と桜が咲いては散っていく様を眺めていたい、この人を守りたい、という気持ちがストレートに書かれています。

自分が笑わせるから、いつも傍に居てほしい。

そんな風に恋人は勿論、家族や友人、ずっと笑っていてほしい人を想って聞くと更に楽しめる一曲だと思います。

そろそろ散り終えるだろう桜を眺めながら聞くと、更に曲をイメージしやすいでしょう。

中島美嘉-「桜色舞うころ」

2017年4月16日 Posted by seki

四月も半ばを過ぎ、そろそろ桜が散り始める時期、雪の様に桜の花びらが舞い散る様子を見ていると、ふと脳内を流れる一曲があります。

それが本日の楽曲です、歌うのは日本の歌手であり、ドラマや映画にも出演する女優の中島美嘉さんの14作目のシングルです。

発売されたのは2005年2月2日、彼女が歌手で女優なのもあり、多くの楽曲はタイアップが多いですが、この「桜色舞うころ」はオリジナルソングであり、初の桜ソングでもあります。

「四季折々の情景」と「移ろいゆく恋人達の心象風景」を描写したバラードだそうで、発売から8年後の2013年に、この楽曲の別バージョンが「かんぽ生命」のCMに起用されました。

曲は静かなピアノから始まり、優しいメロディに合わせ、恋人達の移ろいゆく様子を、季節に合わせて姿を変える桜が見守っている情景が浮かぶ様な歌詞が印象的です。

実際に、この楽曲のミュージックビデオには幼少期から大人になる男女の模型が登場しており、桜は二人の思い出の象徴として登場する仕様になっています。

ケツメイシ-「さくら」

2017年4月5日 Posted by seki

今月は、桜の開花宣言もあり、先週の記事が「さくら」だったので、思い切って「桜ソング」を紹介していこうと思います。

第2弾に選んだのは、2005年2月16日に発売された男性4人組で構成される日本のバンド、ヒップホップグループ「ケツメイシ」の14枚目のシングルの表題曲です。

ヒップホップと聞くとラップがあり、テンポが速く、桜とイメージが合わないと思う方もいるかもしれません。

確かに、この楽曲はヒップホップらしくディスコで流れる様なレコードの擦れる音やラップが出てきます。

ですが、この楽曲はピアノとヴァイオリンの春風が吹き抜ける様なメロディから始まり、アップテンポというより優しいリズムになっています。

歌詞は桜の花びらが舞い散る所を見て、今は居ない恋人との思い出が浮かび、それを切なく思っている男性の心情が綴られており、聞いていると桜並木に居る様な気持ちになります。

一人になって、思い出して、やっと自分の想いを自覚する、そんな散りゆく桜と恋の儚さを歌った一曲に仕上がっています。

森山直太朗-「さくら(独唱)」

2017年4月2日 Posted by seki

本日は、四月という事で春らしい曲を紹介しようと思い、すぐに頭に浮かんだ一曲を紹介します。

有名過ぎて紹介する必要があるのかと思うでしょうが、この時期になると聞きたくなる、または耳にする機会が多いかと思い、敢えて選んでみました。

この楽曲は日本のシンガーソングライターで作詞、作曲も手掛ける森山直太朗氏の2枚目のシングルで、2003年の3月5日に発売されました。

2枚目にして大ヒットした表題曲であり、現在では卒業式や桜を歌った「桜ソング」の定番になっています。

元々は友人の結婚式の為に作られたそうですが、シンプルなピアノのメロディに合わせ、咲き誇る桜並木の中で友情を育んだ友とも別れを想い、けれど離れていても思いは変わらないと言うストレートな歌詞が送り出す歌として人々に受け入れられました。

原曲は高音から始まり、上手く歌うにはテクニックの必要な曲ですが、発売から10年以上経った2017年でも多くの人が今の時期に口ずさむ歌として親しまれています。