Archive for: 𔃳月 2017’

Perfume-「未来のミュージアム」

2017年3月23日 Posted by seki

本日の一曲は、先週の楽曲から引き続き、映画ドラえもんの主題歌です。

この楽曲が起用されたのは、映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」というタイトルで、物語はドラえもんの鈴が「怪盗DX」という謎の人物から盗まれる所から始まります。

そして、ひみつ道具のヒントを元にドラえもん達は今で作られた「ひみつ道具」が全て収蔵、展示されている「ひみつ道具博物館」に行くことになります。

他の作品に比べると冒険の要素は少ないですが、最も「ひみつ道具」が登場する作品であり、アクションと謎解きが楽しめるアトラクションの様な作品になっています。

そんな映画を飾るのは、作詞・作曲を中田ヤスタカ氏が手掛け、日本の女性3人組テクノポップユニット「Perfume」が歌う本日の一曲です。

2013年2月27日に発売され、perfumeの持つ「テクノポップ」のイメージを崩さず、子供でも歌いやすい明るく、楽しいリズムと映画に合わせた歌詞が特徴です。

因みに、初回限定盤のジャケットではメンバーが「ドラえもん」の作風に描かれており、表記も原作者の藤子・F・不二雄氏へのオマージュとして「Per・f・ume」となっています。

平井 堅-「僕の心をつくってよ」

2017年3月16日 Posted by seki

本日の一曲は2017年3月1日に発売された「映画 ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の主題歌です。

歌うのはしっとりしたバラードを筆頭に透き通る歌声で聞く人の心を震わせる日本のシンガーソングライターの平井堅氏で、この楽曲が収録されたシングルは41枚目となります。

この楽曲が起用されたドラえもん映画は37作目になり季節は夏、あまりの暑さに氷山で涼んで、遊んでいたのび太は氷の中で不思議なリングを見つけます。

その氷が10万年前に出来たと分かり、ドラえもん達はリングを持ち主に返すべく、南極を旅する事にします。

やがて氷の下に眠る謎の古代都市を発見して、10万年の時を超えて、大冒険をすることになります。

そんな映画なら、明るくてわくわくする曲を想像するでしょうが、この曲は優しいピアノの旋律から始まり、大切な人を想う気持ちが盛り込まれた歌詞が色を添え、映画の内容を知らなくても「ずっと傍に居たい誰か」や「心から大切にしたい人」を思い浮かべる様な一曲に仕上がっています。

一人で聞くのも良いですが、「心をつくってくれる誰か」と一緒に聞くのも楽しみ方の一つです。

SMAP-「ありがとう」

2017年3月7日 Posted by seki

本日の楽曲は、またSMAPに戻りましたが、この楽曲も前回と前々回の記事で紹介した楽曲と同じくドラマの主題歌に起用された楽曲なのです。

SMAPの40枚目のシングルであり、発売されたのは2006年10月11日、起用されたのはSMAPのメンバーだった草彅剛氏が主役の関西テレビ制作のドラマ「僕の歩く道」です。

このドラマを含めて、設定や登場人物に共通点はないものの、草彅氏を筆頭に一部の出演者はタイトルに「僕」と付いたドラマ3作に出ており、この事から3作は「僕シリーズ3部作」と呼ばれています。

そのテレビドラマの最後を飾ったのが、この楽曲が起用された「僕の歩く道」です。

草彅氏が演じたのは先天的な脳障害の一つ「自閉症」の青年で、ドラマは彼と彼の周囲の生き方を描いています。

そんなドラマを飾る主題歌はストレートに「感謝」の気持ちを歌い上げています、生きる事の難しさ、一人では解決できない状況で立ち止まってしまった時、そんな時に差し伸べられる手の大切さ、支えてくれる人の大切さ、愛してくれる人の大切さ。

その全てに対して、タイトル通り「ありがとう」の気持ちが詰め込まれた一曲に仕上がっています。

Doughnuts Hole(ドーナツ・ホール)-「おとなの掟」

2017年3月5日 Posted by seki

本日の一曲は、いきなりですがSMAPではなく個人的に気に入っている火曜ドラマ「カルテット」の主題歌です。

歌っている「Doughnuts Hole(ドーナツ・ホール)」とは、この「カルテット」のドラマ音楽の為に中心人物を演じる松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さんの4人が番組限定で結成したグループです。

このグループ名は4人がドラマで演じている四重奏、つまり「カルテット」のグループ名と同じ名前です。

作詞、作曲を手掛けたのは独特の世界観でファンを魅了するシンガーソングライターの椎名林檎さんで、この楽曲が収録されたシングルは2017年2月7日に発売されました。

このドラマは異なる弦楽器を奏でる男女4人がカラオケ店で一堂に会し、それから共同生活をしながら弦楽器のカルテットとして活動していき、話が進むにつれてメンバーの「秘密」と「恋愛模様」が明らかになっていきます。

「秘密」を抱えた歪さ、探り合う様な距離感を感じさせる歌詞、軽快な中に怪しさを感じさせるリズム、それら全てがドラマの内容と繋がっており、正に「ドラマの為に作られた一曲」と言えるでしょう。