Archive for: 𔃵月 2016’

ASIAN KUNG-FU GENERATION-「Re:Re:」

2016年5月31日 Posted by seki

本日は前回のテレビアニメ「マクロスΔ」のオープニングテーマから思い出した、個人的にオススメの一曲、テレビアニメ「僕だけがいない街」のオープニングテーマです。

この作品は事件や事故等の原因を取り除くまで、その直前の場面に何度も時間を巻き戻される「再上映(リバイバル)」という特殊能力を持つ主人公が、ある事をきっかけに現在と小学生時代を行き来しながら子供時代の事件を解決していくの漫画です。

そんな漫画のアニメとタイアップした楽曲は、タイトルに「リターン」を意味する「Re」が二つ使われており、現在と過去を行き来する主人公とイメージが重なります。

彼らの22枚目のシングルとして2016年3月16日に発売され、シングル版では冒頭のイントロが約1分半と長い構成になっています。

ですが、歌詞が聞こえてくるとイントロの長さが気にならなくなる疾走感で、作品の主人公の葛藤や心の叫び、後悔しながらも前に進もうする意思が感じられる楽曲に仕上がっています。

 

ワルキューレ-「一度だけの恋なら」

2016年5月25日 Posted by seki

本日の一曲は1982年から放映されたテレビアニメ「超時空要塞マクロス」から始まる「マクロス」シリーズの最新作2016年4月より始まった「マクロスΔ(デルタ)」のオープニングテーマです。

このシリーズは「バルキリー」という特殊な戦闘機のアクション、主人公やヒロインの恋愛ドラマに作中のヒロイン等が披露する「歌」がキーワードになっています。

本作では、戦場で直に声を聞かせて「ヴァール」という奇病の沈静化や予防を行う5人の少女達「銀河系最強の戦術音楽ユニット」なる「ワルキューレ」がアイドルユニットの様に豊富な楽曲で活躍しています。

そんな彼女達のデビューシングルが5月11日に発売された「一度だけの恋なら」です。

マクロスのオープニングテーマに相応しく、激しいロック調のリズムに情熱的な歌詞が乗せられています。

更に5人の歌声が時に重なり、時に個々の力強さを発揮するなど特徴的な楽曲に仕上がっており、一度聞いたらクセになりそうな一曲です。

RADIO FISH-「PERFECT HUMAN」

2016年5月19日 Posted by seki

本日の一曲は2015年12月18日に配信限定にも関わらず、注目を浴びた「PERFECT HUMAN」を紹介します。

これはお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を中心に結成されたダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」の楽曲で、2016年5月25日に発売されるアルバムのタイトルにもなっています。

2014年、オリエンタルラジオとメンバーの中田敦彦氏の実弟である中田啓之氏を含めたダンスグループ「FISHBOY」と共に結成されたグループで、あるテレビ番組で初登場したのが最初です。

それからオリエンタルラジオの単独ライブやネタ番組に登場しては、スタイリッシュな歌とダンスで注目を集めました。

そして、今回の楽曲が誕生したのです。歌詞は芸人らしく、オリエンタルラジオがブレイクした持ちネタ「武勇伝」の様に藤森氏が相方の中田氏を大袈裟に褒める、というコンセプトです。

ですが、最初から最後まで流れるノリの良いミュージックと絶妙なタイミングで飛び出す「PERFECT HUMAN」の単語が、この曲を一つの音楽にしているのです。

 

欅坂46-「サイレントマジョリティー」

2016年5月11日 Posted by seki

本日の一曲はAKB48、乃木坂46をプロデュースする秋元康氏の関連グループであり、乃木坂に続いて「坂道シリーズ第2弾」の欅坂46の初シングルを紹介します。

発売されたのはグループ名に因んで2016年4月6日、表題曲の「サイレントマジョリティー」は「沈黙する大衆」、「静かな多数派」という意味があります。

作詞は秋元康氏が手掛け、AKB48や乃木坂46から学んだ教訓が生かされているそうで、アイドルソングには珍しい低音よりの構成がされています。

また、この曲を歌う際の衣装は落ち着いた色合いで、統一感のあるダンスに強いメッセージ性を含んだ歌詞などアイドルのデビューシングルでは珍しい一曲でしょう。

そんな表題曲はギターの鋭い音から始まり、タンゴの様に手拍子が特徴的なリズムを生んで、強い意志を感じさせる歌詞に情熱的な色合いを与えています。

その歌詞は誰かと同じ生き方をするのが正しいのか、全てを肯定するのが正しいのか、サビの「君が君らしく」という部分は特に意味を考えさせられます。

スピッツ-「みなと」

2016年5月4日 Posted by seki

本日の曲は前作のシングルから約三年越し、2016年4月27日に発売された日本のロックバンド「スピッツ」の新曲です。

この曲はNTT東日本の企業コマーシャルソングに起用され、歌の一部がテレビで流れました。

透き通る様な歌声は数年ぶりの曲だと感じさせず、ゆったりと流れる曲に合わせて歌詞が紡がれます。

ひらがなで書かれた「みなと」が表すように、自分は船に乗って新しい場所へ旅立つことは出来ず、旅立った相手へを思う気持ちを歌に込めて、港に佇む。

そして、再び会えることを願って作った曲という、一見すると寂しく、また切なくも感じられる一曲です。

ですが、スピッツが持つ独特の世界観で決して悲観的な歌にはならず、港で穏やかに帰りを待っている様にも感じられます。

ミュージックビデオは紙芝居風に始まり、モノクロ映像の中では紙で作られた灯台や鳥が海に浮かび、その海を一隻の船が進む演出になっています。

映像は白と黒の二種類しか出ませんが、それが曲を深める一つの要素になっているのです。