本日の曲は前作のシングルから約三年越し、2016年4月27日に発売された日本のロックバンド「スピッツ」の新曲です。
この曲はNTT東日本の企業コマーシャルソングに起用され、歌の一部がテレビで流れました。
透き通る様な歌声は数年ぶりの曲だと感じさせず、ゆったりと流れる曲に合わせて歌詞が紡がれます。
ひらがなで書かれた「みなと」が表すように、自分は船に乗って新しい場所へ旅立つことは出来ず、旅立った相手へを思う気持ちを歌に込めて、港に佇む。
そして、再び会えることを願って作った曲という、一見すると寂しく、また切なくも感じられる一曲です。
ですが、スピッツが持つ独特の世界観で決して悲観的な歌にはならず、港で穏やかに帰りを待っている様にも感じられます。
ミュージックビデオは紙芝居風に始まり、モノクロ映像の中では紙で作られた灯台や鳥が海に浮かび、その海を一隻の船が進む演出になっています。
映像は白と黒の二種類しか出ませんが、それが曲を深める一つの要素になっているのです。