Archive for: 󈥫月 2014’

NRKTK – Boombastic

2014年11月25日 Posted by seki

今回は、ロシアで活動していたエレクトロ・ポップバンドNRKTKの「Boombastic」をご紹介します。

NRKTKは元々Narkotiki(ロシア語で麻薬の意味)という名前で活動していて、数枚のEPを経た後、

これまでに2枚のスタジオ・アルバムをリリースしています。

本国ロシアでも若者を中心に人気だったのですが、2013年に惜しまれつつも解散。

レトロなゲームサウンドを彷彿とさせるチープな打ち込み音と楽器の生音が重なり、

どこか懐かしさを感じさせるような音楽性という点が一番の特徴です。

この「Boombastic」が収録されているアルバム『Planet Love』からは、

「Playstation」といった楽曲もNRKTKらしさが溢れていると思います。

ボーカルのAndreyはAndrey Flakonkishochkiという名前でイラストレーターとして活動しており、

自身でNRKTKのアルバムのアートワークも手掛け、解散後もイラストを主軸にして活動を続けているようです。

Elliott Smith – Needle in the Hay

2014年11月18日 Posted by seki

今回は米国のシンガーソングライター、Elliott Smithの「Needle in the Hay」をご紹介します。

Elliott Smith(エリオット・スミス)は映画『グッド・ウィル・ハンティング』に「Angela」など数曲を提供し、90年代に一躍スターになりました。

その後も安定したヒットを飛ばしていくものの、2003年に不可解な死を遂げ、直前にレコーディングしていた6枚目のアルバム『From A Basement On The Hill』は彼の死後にリリース。

この「Needle in the Hay」はエリオット・スミス特有のダークな雰囲気、囁くようなボーカルが印象的な楽曲です。

2001年の映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』でも印象的に使われ、劇中のワンシーンにマッチした歌詞も注目のポイントになっています。

「Needle in the Hay」はKill Rock Starsからシングルとしてリリースされており、Amazon、iTunesでダウンロード購入が可能です。

Mac Demarco Passing out Pierces

2014年11月14日 Posted by seki

今回は、Mac Demarcoの「Passing Out Pieces」をご紹介します。

Mac Demarcoの特徴といえば、甘い歌い方とヨレヨレのギターが重なり、まるで夢を見ているかのような感覚にさせられる音楽性でしょう。

この「Passing Out Pieces」が収録されているアルバム「Salad Days」に収録されている曲は、終始彼が囁くような声で歌い、テンポも遅いものばかり。

これは1年以上に渡ってツアーを続けていた彼が、疲弊のために全体的にスローな曲が多くなったというのが理由なのだとか。

Salad Days(青春時代)というタイトルの通り、これまでの彼の人生を振り返った自省的な楽曲が多く、

特に「Chamber of Reflection」はスローなテンポに乗せて繰り出される内面に迫った歌詞が耳に残るものになっています。

疲れ切ったMac Demarcoの歌声はこちらの疲れまで癒してくれるかのようであり、何回でも聴き直したくなるような珠玉の曲が揃っています。

King Tuff – Bad Thing

2014年11月11日 Posted by seki

今回は、King Tuffの「Bad Thing」をご紹介します。

King Tuff(キング・タフ)はアメリカで結成されたインディー・ロックバンドで、有名インディーレーベルのSub Popレコードに所属し

ていることで知られています。

Kyle Thomas、Magic Jake、Garett Goddardの3人からなるバンドで、2006年から数枚のアルバムをリリース。

中でも2012年にリリースされたアルバムの「King Tuff」に収録されているこの曲「Bad Thing」はヒットを記録し、Sub Popのリスナ

ーやインディー音楽ファンから注目を集める理由にもなりました。

「Bad Thing」は軽やかなギターのサウンドとボーカルのKyle Thomasの独特な声が合わさり、アルバムの中でも最も聴きやすいナンバ

ーという印象です。

「Bad Thing」はサードアルバム「King Tuff」に収録されています。

Weezer – Eulogy For A Rock Band

2014年11月5日 Posted by seki

今回は、Weezerの「Eulogy For A Rock Band」をご紹介します。

10月に前作「Hurley」から実に4年ぶりとなるスタジオ・アルバムである、『Everything Will Be Alright In The End』がリリース。

『グリーン・アルバム』などに参加したリック・オケイセックがプロデュースを行っていることもあってか、Weezer初期の音楽性に原点回帰したパワー・ポップ色の強い一枚に。

この「Eulogy For A Rock Band」をはじめ、2ndアルバム『Pinkerton』の「The Good Life」や「El Scorcho」のような何回でも聴きたくなる曲が揃っており、昔からの根強いファンにも好評のようです。

「Eulogy For A Rock Band」はアルバム『Everything Will Be Alright In The End』に収録されています。