Archive for: 󈥬月 2014’

Sia – Chandelier

2014年12月26日 Posted by seki

今回は、Siaの「Chandelier」をご紹介します。

Sia(シーア)はオーストラリア出身のシンガーソングライター。

この曲はジャンルとしてはEDMに属しながらも、Siaの確かな歌唱力で聞きごたえのある出来になっている。

海外の各音楽サイトでは2014年に印象に残った曲をランキングにし始め、この「Chandelier」が上位に食い込んでいるのもよく見かける。

しかし、これほどまでの大ヒットを飛ばしながらも、当の本人は公の場に出ることを好んでいない。

最近は頭に紙袋を被った姿をアーティスト写真として公開して話題になった。
この「Chandelier」のMVは、Siaのトレードマークでもあるブロンドのおかっぱヘアーの少女が小さな部屋でダンスをするというもの。

このダンスを披露しているのは、12歳という若さにして様々な場で活躍するダンサーのMaddie Ziegler(マディ・ジーグラー)。

彼女の動きを淡々とカメラが追いかけていくだけという内容なのだが、Siaの歌声を全身で表現するかのような彼女の姿には圧倒されること間違いなしだ。

Mac DeMarco – Still Together

2014年12月17日 Posted by seki

デモ盤の日本版リリースが決定し、今年リリースされたセカンドアルバム『Salad Days』がSPINの「2014年のベストアルバム50」に選出されるなど、

良いニュースが続くインディー・ロック界の風雲児Mac DeMarco。

本日はMac DeMarcoのファーストアルバム『2』から「Still Together」について。

 

「Ode to Viceroy」や「My Kind of Woman」などのサイケな曲が揃ったアルバムのトリを飾るのが、この「Still Together」だ。

それまでの10曲とは対照的に、シンプルなアコースティックギターの音色とMacの歌声だけが響き渡る、非常に静かな曲。

曲を演奏し終えた後に「Kiki」と呼びかけているが、これは彼が交際しているKieraという女性のことだそう。

実に10年以上交際を続けているようで、この曲はどれだけバカなことをやっても、Still Together(それでも一緒)な彼女に捧げる歌なのだろう。

2013年のPitchfork Music Festivalでは彼女をステージに上げ、普通に観衆に紹介し、そのまま彼女と一緒にパフォーマンスを続けた。

 

余談だが、米国のTVネットワークadult swimのThe Eric Andre Showに出演したMac DeMarcoがこの「Still Together」を披露して、

日本のバラエティ番組風にボコボコにされるという演出があり、それについて彼の母親がFacebook上で「もっと才能がある子なのよ」と嘆いていた。

 

そんなMac DeMarcoは、来年1月に初の来日公演を行う。

Earth, Wind & Fire – September

2014年12月9日 Posted by seki

今回は、Earth, Wind & Fireの「September」をご紹介します。

テレビ、ラジオ、映画など、とにかく様々なメディアで使用されていることから、一度は聴いたことがある人も多いかもしれません。

1978年にリリースされたこの曲はディスコナンバーを代表するような曲で、日本でも本国アメリカに勝るとも劣らない勢いで人気だったといわれていますね。

近年ではフランス映画「最強のふたり」のオープニングクレジットでも印象的に使われ、改めて知らない世代の方の耳にも響いたと思われます。

そんな経緯があるこの曲「September」ですが、2014年10月にタイトルを「December」として再リリースされています。

ボーカル部分はすべて新録で、コーラスの「Dancing in September」の部分が「Dancing in December」になっているなど、面白い仕掛けがなされているリミックスなので是非チェックしてみてください。

My Chemical Romance – Na Na Na

2014年12月2日 Posted by seki

今回は、My Chemical Romance(マイ・ケミカル・ロマンス)の「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」をご紹介します。

本国アメリカではエモ・ブームの立役者として有名なMy Chemical Romanceですが、

この曲が収録されているアルバム『Danger Days: The True Lives Of The Fabulous Killjoys』はよりロック色が前面に出た作風になっています。

前作「The Black Parade」が一つの物語を描くようなコンセプチュアルなアルバムだったのに対し、

本作は一曲一曲が独立したスタイルを持っている印象に。

ボーカルのジェラルド・ウェイは過去にアニメーターとして活動していたことがあり、バンドの活動休止後はコミックを執筆するなどマルチな才能を発揮しています。

この曲のミュージック・ビデオは視覚的にも面白い試みとなっており、彼の作家性が垣間見えるプロジェクトだといえるのではないでしょうか。