Category: ‘エレクトロニカ’

Jake Kaufman – Turbonugget

2014年2月18日 Posted by seki

今回はJake Kaufmanの「Turbonugget」という曲をご紹介します。

Jake Kaufmanは、Virtという名前でも知られるアーティストで、

Virt名義のほうでは主に「ファミコンサウンド」といわれる、8bit系の曲を製作しています。

このTurbonuggetは、Jake Kaufmanによるアルバム、「Choice Nuggets」を代表する一曲といえるでしょう。

8bit系楽曲のほうでも主に明るいポップな曲調の中に、昔懐かしいサウンドを覗かせるのが特徴のJake Kaufmanですが、

こちらは「ファミコンサウンド」ではないまでも、ファミコン音源的な懐かしさを、現在の音使いで表現しているという印象があります。

Jake Kaufmanはやはり親日家らしく、日本のゲームソフトなどにも原曲アレンジという形でサウンドに参加することが多くあります。

もしかしたら、どこかで知らずのうちに彼の音楽を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

Skrillex – Bangrang

2014年2月15日 Posted by seki

今回紹介させていただく曲はSkrillexの「Bangrang」です。

Skirellexは2012年に大流行したダブステップ、ブロステップといった音楽を牽引するようなアーティストで、

実質ブロステップブームに火をつけたのはSkrillexが2010年に発表した「Scary Monsters and Nice Sprites」なのです。

そして2011年の終わりに発表された「Bangrang」も大ヒットを記録。

日本でも何度かライブを行い、普段激しいダンスミュージックを聴かないといった層からも支持を集めました。

「Bangrang」は彼の代表曲である「Scary Monsters and Nice Sprites」の激しさを更に増したような楽曲で、

今でもその完成度の高さからリスナーが多い曲です。

今ではSkrillexの音楽性を参考にした新人アーティストも多くなったため、今一度原点といっても過言ではないSkirillexの楽曲に耳を傾けてはいかがでしょうか。

Kavinsky – Nightcall

2014年2月14日 Posted by seki

今回はKavinskyの「Nightcall」を紹介させていただきます。

Kavinskyはフレンチ・ハウスと呼ばれるダンスミュージックを手掛けているアーティストで、

彼の音楽性は1980年代のエレクトロポップから強い影響を受けています。

ダフト・パンクといったアーティストと比較されることも多いKavinskyですが、

着々とファンを増やし続け今では人気DJの仲間入りを果たしました。

その中でも最も注目を集めたのがこの「Nightcall」で、

2011年の映画「ドライヴ」のオープニングに使われたことが人気に火をつける形となり、大ヒット。

打ち込みを多用したり、やはり1980年代風の懐かしい曲調なのですが、

映画の世界観に合っているという理由から脚本家が監督に勧め、映画のオープニングに採用されたという経緯があります。

その判断は結果的に観客にも良い方向に働いたようで、

「ドライヴ」の公開に合わせてリリースされたこの曲もカルト的人気を誇っているのです。

Honey Claws – Vf Trapocket

2014年2月12日 Posted by seki

今回は、Honey Clawsの「Vf Trapocket」という曲を紹介します。

Honey Clawsは、テキサス州オースティン出身の、エレクトロ/ヒップホップグループです。

ヒップホップというと畳み掛けるような言葉の応酬というイメージがあるかもしれませんが、

Honey Clawsのもたらすヒップホップはそういったものとはまた違った趣があります。

繰り返されるシンプルなトラックに沿って、歌とも語りともつかないトーンで歌詞が乗せられていきます。

そしてHoney Clawsを最も特徴づけているのは、

「Bone Hollow」や「Digital Animal」などの曲にも見られるダークな一面でしょう。

この「Vf Trapocket」もまた、Honey Clawsの持つダークな一面を、

一点に凝縮したような名曲となっています。

Honey Clawsの生み出す世界観にたっぷりと浸れる一曲です。

Kettel – follow me!

2014年2月3日 Posted by seki

今回はKettelというアーティストを紹介したいと思います。

Kettelはオランダ出身のエレクトロニカ・IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)ミュージシャンです。

彼が「Dreim」というアルバムでデビューを果たしたのは若干19歳のときでした。

表題のfollow me!は、Kettelが2006年に発表したアルバム「My Dogan」に収録されている一曲です。

「My Dogan」は前作の「Through Friendly Waters」に次いでファンからの評価も高く、

確かにたっぷりと名曲が詰まったアルバムだといえるでしょう。

Kettelの持ち味といえば無機質な電子音なのに「優しい」、そしてどこか「懐かしい」ところだと私は考えています。

きっと、まったくKettelのことを知らない方が彼の曲を聴いたとしても、

どこかに「懐かしさ」を感じるのではないかと思います。

それほどに、彼の音楽は聴く者に「郷愁」を感じさせる優しさにあふれているのです。