今回は、Cakeの「Perhaps, Perhaps, Perhaps」をご紹介いたします。
キューバのオスバルド・ファレスが1947年に「Quizas, quizas, quizas」として発表したのがオリジナルで、
ロス・パンチョスというラテン音楽グループがカバーを発表し多くの人に親しまれるきっかけに。
その後ドリス・デイやナット・キング・コールといった著名アーティスト達が英語でのカバーを発表し、
英語圏でも幅広く知られる曲となりました。
「Quizas, quizas, quizas」と「Perhaps, Perhaps, Perhaps」は日本語に訳すといずれも「たぶん、たぶん、たぶん」
という意味になり、
1996年にリリースされたこのCakeのバージョンはそれまでのアーティスト達の明るめの曲調とは違い、どこか物悲しげな雰囲気が漂っています。
「ハッキリと伝えてくれない」というのがこの曲の持つテーマではありますが、男女の関係をテーマにすることも多い
Cakeだからこそのカバーといえるかもしれません。