今回は、Cakeの「Guitar Man」をご紹介いたします。
原曲は1972年に発表されたBreadの「Guitar Man」。心地いい曲調のカントリー・ロックとして幅広く受け入れられ、
大ヒットを記録しました。
Cakeは2004年に発表されたアルバム「Pressure Chief」にカバー・バージョンを収録しており、アルバム全体に使用されている
チープな電子音も使用されています。
しかしながら基本的には原曲に忠実なカバーでリードシンガー、ジョン・マクレアの歌い方もBreadのデヴィッド・ゲイツに
似せている印象を受けます。
自らの曲を披露するために各地を渡り歩く、ギターを持つ男について歌っているこの曲。
Breadのこの曲とCakeが発表してきた曲には、心地いいサウンドとどこか捻くれた目線が特徴的であるという共通点が挙げられます。
著名アーティストのカバー曲ではあるものの、そういった意味ではCakeの持っている楽曲性を象徴している一曲と言えるかもしれません。