今回は、Cakeの「Sad Songs And Waltzes」を紹介します。
原曲は1972年発表のウィリー・ネルソンのアルバム「Shotgun Willie」に収録されている「Sad Songs and Waltzes」。
ウィリー・ネルソンはアメリカのカントリー・ミュージシャンを代表する著名アーティストの一人として有名で、
この曲もカントリーの王道を往く、といったような曲調です。
しかし歌詞は浮気され、失恋した男が曲を書くアーティストという目線から延々と恨み節を続けるというもの。
明るめな楽曲が多いカントリーというジャンルが不釣り合いな歌詞ですが、このエッセンスはCakeのカバー・バージョンでも
受け継がれていると言えるでしょう。
1996年のCakeのアルバム「Fashion Nugget」には本ブログでも紹介してきたカバー曲が多数収録されており、
いずれもバンドの個性を上手くミックスさせた絶妙なバランスになっているものばかりです。