ロバート・ジョンソン 一

2013年7月22日 Posted by seki

「Kindhearted Woman Blues」

アメリカの手前節的なブルースマン、ロバート・ジョンソンは、わずかに27年の生涯でしたが、その彼が遺した僅か29曲(41テイク)です。それが、エリック・クラプトンをはじめ、構成の音楽家に多大な影響を遺したのは、言うに及びません。

ロバート・ジョンソンは1911年、ミシシッピ州ヘイズルハーストに生まれ、1929年、まだ、16歳だったヴァージニア・トラヴィスと結婚し、彼女は、二人の子供を身ごもりますが、ヴァージニアは、出産の際に子供とともになくなってしまったのです。

そして、ロバート・ジョンソンは生ギター一本でブルースの弾き語りをして、アメリカ大陸中を渡り歩いていたのです。その中で、ロバート・ジョンソンの人並み外れたギター・テクニックに驚いた人たちから、ロバート・ジョンソンはいつしか「十字架で悪魔に魂を売るのと引き換えにギター・テクニックを身につけた」という伝説が生まれたのです。これが、「クロスロード伝説」です。

今回取り上げた「Kindhearted Woman Blues」は、「THE COMPLETE RECORDRINGS/ROBERT JOHNSON」の第一曲を飾る一曲です。この一曲で、ロバート・ジョンソンのピアノからそのテクニックを磨いたというギター・テクニックは言うまでもありませんが、ロバート・ジョンソンの甲高い声が哀愁を帯びて響き、δ・ブルースの神髄が堪能でせきます。

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