「Cross Road Blues」
この曲は、エリック・クラプトンなどがカバーしている名曲中の名曲です。この曲で、ロバート・ジョンソンのボトルネック奏法は全開です。「I went to the crossroad fell down on my knees」と歌うロバート・ジョンソンの歌声の呪術的な聞くものを掴んで離さない魅力があふれる名曲です。この曲には、荒々しいテイク1と、ゆったりとしたテイク2があり、どちらも聞きごたえ十分です。
「Walking Blues」
この曲もロバート・ジョンソンのボトルネック奏法が味わい深い名曲です。後にサンハウスなど、多くのブルースマンがカバーしている一曲です。「I woke up this mornin’ fellin’ round for my shoes」と歌い始めるその歌声に一発で魅了されてしまう名曲です。
「Last Fair Deal Gone Down」
この曲もロバート・ジョンソンのボトルネック奏法と、ストローク奏法が生き生きとした一曲です。「It’s the last fair deal goin’ down」と歌うロバート・ジョンソンの歌声は、水を得た魚のように表情豊かに聴く者の心を捕えて離しません。
「Preaching Blues(Up Jump The Devil)」
スピード感あふれるボトルネック奏法が何とも言えない妙味を醸し出している一曲です。この一曲は、ロバート・ジョンソンのギターが独壇場で、このギターの演奏を超えるギター奏者は今もって嗤われていないように思います。それだけ、ギターを弾きまくるロバート・ジョンソンは、その陰惨な歌詞を笑い飛ばすように歌い上げています。