佐村河内守 交響曲第一番「HIROSHIMA」 一

2013年6月25日 Posted by seki

ジャンルを問わずに私の好きな楽曲を取り上げながら、言葉で音世界を何とか描き出すことを試みながら、音楽作品が持つ魅力を伝えるブログです。

佐村河内守 一

現在、大注目の現代音楽の作曲家、佐村河内守氏は被爆二世の作曲家です。現在聴力を失っていますが、幼いころに母親にみっちりと叩き込まれた絶対音感のみを頼りに作曲しています。

その佐村河内守氏作曲の交響曲第一番「HIROSHIMA」(2003年)は、佐村河内氏が初めて交響曲に着手した作品で、それは、佐村河内氏が偏頭痛や聴覚障害を始めに感ずることになった17歳にさかのぼると言われています。この「HIROSHIMA」の陥穽には、実に20年以上の月日が流れていることになります。その間に、佐村河内氏は全聾になってしまいました。

その為に、佐村河内氏は、「現代のベートーヴェン」と言われていますが、その苦痛といったならば、筆舌尽くしがたいものに違いありません。佐村河内氏は現在、十数種類の薬を服用しながら、作曲が出来るほんのわずかな時間を全身全霊を込めて作曲しています。その様子は、テレビでドキュメンタリーとして放送されていますので、知っている人も多いと思います。

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