ロバート・ジョンソン 八

2013年8月7日 Posted by seki

「Drunken Hearted Man」

「I’m a drunken hearted man my life seem so misery」

と飄々と歌い出すロバート・ジョンソンの歌声は、哀しみを知り尽くした風格さえ漂う佳作となっています。ウォーキングベースが独特で、何とも言えないさみしい感じを漂わせた一曲となっています。

また、テイク2では、キーが変わったものが収められていて、人生の艱難辛苦を嘗め尽くしたロバート・ジョンソンにしか歌えない作品です。

「Me and The Devil Blues」

「Early this mornin’ when you knocked upon my door」

と「悪魔と並んで歩いた」とふてぶてしく歌うロバート・ジョンソンの歌声は、シンプルなウォーキングベースのギター演奏と相まって、デルタ・ブルースのルーツを聴くような味わいがある歌を披露しています。

テイク2もあり、聴き比べるも乙なものです。

「Stop Breakin’ Down Blues」

「Everytime I’m walkin’ down the streets」とどちらかというとアップテンポに歌うロバート・ジョンソンは、女性にもてたようで、そのさまを「かっとなるのはやめてくれ」と懇願するように歌っています。

テイク2は、テイク1と変わりないように聞こえますが、テイク2ではどこか緊張しているような歌言ぶりが聴き取れます。とはいえ、独特のウォーキングベースが出た・ブルースの神髄を聴かせています。

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