本日の一曲はテレビ朝日系木曜ドラマ「黒革の手帖」の主題歌です。
手掛けるのは日本の人気男性シンガーソングライターであり、また作詞家、作曲家、俳優など幅広い活動を行っている福山雅治氏です。
32枚目のシングルの表題曲で、発売されたのは2017年9月13日、作詞に作曲、編曲まで関わった福山雅治氏によって生み出された一曲はタイトル通り「聖域」がコンセプトになっているそうです。
この「黒革の手帖」は日本の作家、松本清張氏の長編小説が原作で、ある理由で銀座のクラブのママに転身した女性銀行員が、夜の銀座を舞台に野望へ向け、次々に「獲物」を狙うのです。
これだけ読むとタイトルの「聖域」と真逆の様な舞台で、ジャズとスパニッシュが混ざり合ったキレのある曲調、それに合わせた艶を含んだ、それでいて誰も寄せ付けない自分だけの価値観、信念を持つ女性像を思わせる歌詞が印象的です。
ですが、自分が幸せか、恵まれているか、不幸なのか、貧しいのか、それを決めるのは他人じゃなくて自分だから、決して近寄るな。
そう感じさせる一曲で、正に「自分だけの聖域」が確立された仕上がりになっています。