本日の一曲は、日本のロックバンド「スピッツ」が1998年7月7日に発売された通算19枚目のシングルで、両A面仕様になっているシングルの片方です。
そもそも、このシングルはスピッツの8枚目のアルバム「フェイクファー」に収録されていた「楓」と、録音はされたものの未収録になった「スピカ」を一枚に纏めたのです。
なので、発売された当時のジャケットは裏表、どちらも表紙の様なデザインで、2種類のジャケットがある仕様になっています。
音楽番組のオープニングテーマや、2010年にはスペシャルドラマの主題歌になったり、根強い人気を博しています。
そして、2017年にはキリンビバレッジから販売されている「午後の紅茶」の冬の特別コマーシャルにて、出演している女優の白石萌歌氏が自らカバーしている楽曲でもあります。
原曲は静かな演奏に合わせて、透明感ある歌声で、別れの言葉が紡がれる一見すると寂しげな曲です。
ですが、見方を変えれば、遠く離れた相手を想い、それでも前に進もうとする力強い曲にも聞こえる筈です。