Category: ‘ロック’

David Bowie – Cat People (Putting Out Fire)

2014年3月4日 Posted by seki

今回は、David BowieのCat People (Putting Out Fire)を紹介します。

1947年生まれのデヴィッド・ボウイは、イギリスを代表するといってもいい有名なミュージシャンです。

ミュージシャンであるかたわら、俳優としても数多くのキャリアを残してきました。

この曲は1982年の3月にリリースされたものであり、同名の映画「Cat People」の主題歌でもありました。

You’ve been so long
Well it’s been so long
And I’ve been putting out fire
with gasoline
putting out fire
with gasoline

ずっと長い間、ガソリンで火を消そうとしていた……というこの歌詞は、

大ヒットしたスウェーデンのミステリ小説、「ミレニアム 火と戯れる女」でも引用されました。

主人公の一人であるリスベット・サランデルが、かつて火だるまにして殺害しようとした宿敵のことを思い浮かべるとき、

車のラジオからこの曲が流れてくるのです。

Cake – Let Me Go

2014年3月3日 Posted by seki

今回はCakeのアルバム「Prolonging The Magic」の中から「Let Me Go」を紹介します。

この曲の中で歌われていることは多くの男性に当てはまるようなことかもしれません。

上手く気持ちを伝えられず必要以上に相手を繋ぎ止めようとしてしまうという、完全な男性目線の歌詞になっているのです。

そういった意味では聴く側が男性か女性かによって、歌詞の解釈や伝わってくる意味なども異なってくるかもしれませんね。

Let me go she said
Let me go she said
Let me go and I will want you more
Let me go, let me go
Let me go and I will want you

この曲自体は1998年に発表され、最低限の楽器だけで構成された曲調も単調なものですが、だからこそ今でもまったく古臭さを感じさせない曲といえるのではないでしょうか。

Imagine Dragons – Ready, Aim, Fire

2014年2月27日 Posted by seki

今回は、Imagine Dragonsの「Ready, Aim, Fire」という曲を紹介します。

Imagine Dragonsはアメリカのネバダ州で2008年に結成されたバンドで、

「Continued Silence」というEPアルバムをリリースし、2012年にメジャーデビューを果たしました。

まだまだ新人といえるキャリアの彼らですが、この「Ready, Aim, Fire」は、

あの人気映画である「アイアンマン3」のコンピレーションアルバムに向けて書き下ろされたものなのです。

「アイアンマン3」のコンピレーションアルバム、「Heroes Fall」には彼らのほかにも、

Passion Pit, Capital City, Neon Trees, 3OH!3といった若者に人気のバンドが結集しています。

その中に肩を並べることでも、彼らの実力が確固たるものであることを証明しているといえるでしょう。

FIDLAR – Max Can’t Surf

2014年2月13日 Posted by seki

今回紹介させていただくのはFIDLARの「Max Can’t Surf」です。

彼らはカリフォルニア・ロサンゼルス出身、2009年に結成された新人バンド。

友達とパーティーを続けている内に成り行きで結成された、というエピソードからもわかる通り勢いと適当さが特徴と言える

でしょう。

音楽性はサーフミュージックやスケートパンクなどをミックスさせており、そこに日常に起きた些細な出来事を歌詞に乗せる

というもの。

「Max Can’t Surf」も彼らのスタイルがわかりやすく反映されている曲で、明るい曲調でドラムス担当のMax Kuehnについて

ダラダラと語っているだけ。

それでも彼らはサマーソニック2013に出演したという経歴があり、中身のない歌詞がリスナーの共感を集めて大ヒットしてい

るのも面白いポイントです。

考えさせられるような歌詞やメッセージといったものとは無縁だからこそ、聴いていて気持ちのいい曲を生み出せるのかもし

れません。

Half Moon Run – Full Circle

2014年2月13日 Posted by seki

今回はHalf Moon Runの「Full Circle」という曲をご紹介します。

Half Moon Runは、カナダ出身のインディー・ロックバンドで、

2010年から活動を始めた新進気鋭のバンドといえるでしょう。

そのデビューアルバムである「Dark Eyes」の一曲目に収録されているのが、

こちらの「Full Circle」になります。

アコースティックなサウンドと語りかけるようなボーカルが、物悲しい雰囲気をたたえています。

こちらの曲は、人気シリーズのアクションゲームである「アサシンクリード4」の予告編にも使われていました。

アサシンクリード4はカリブ海を舞台にして海賊を描く作品ですが、

大海へ出て行く先も後ろも水に囲まれた孤独なさまを、

Half Moon Runの生み出す切なげな世界観と重ねたのかもしれません。

このアサシンクリード4の予告編も、Half Moon Run自身によるPVも、素晴らしい映像作品に仕上がっています。

Cake – Tougher Than It Is

2014年2月12日 Posted by seki

今回紹介させていただくのはカリフォルニア、サクラメント出身のバンドCakeの「Tougher Than It Is」です。

Cakeは90年代前半から地道に活動を続けてきたバンドで、彼らの音楽性は様々な要素から成り立っているためただのロックバンド、というわけではありません。

ロックやファンク、フォークソングなどがごちゃまぜになり、トランペットなどを多用してCakeだけの音楽を作っていると言えるでしょう。

「Tougher Than It Is」では下手に努力せずに、ありのままの自分でいることの素晴らしさが歌われているのです。

皆は人生を複雑にしすぎてしまう― 歌詞にある通り、そんなメッセージをCakeなりのヒネりを加えた曲にし、

ファンの間でもかなりの人気曲として認知されるようになりました。

彼らは20年近く活動を続けていても、まったく変わらない独自のスタイルを貫き通しているバンドなのです。

この曲も彼らのスタイルをそのまま反映させたもので、聴いているだけでリラックスできるような曲です。

The Ting Tings – Great DJ

2014年2月10日 Posted by seki

今回はThe Ting Tingsの「Great DJ」を紹介させていただきます。

The Ting Tingsはイギリスでケイティ・ホワイトとジュールス・デ・マルティーノが男女2ピースバンドとして結成。

2008年ごろに大きなヒットを記録し、その後日本でも広く知られるようになりました。

そんなThe Ting Tingsですが、代表曲と言ってもいいのがこの「Great DJ」です。

女性ボーカルということでどこか可愛らしい雰囲気もありながら、強烈なドラムの音は耳に残り、どこかクセになる魅力を持

ち合わせています。

二人だけで様々な楽器を駆使して曲を作っており、その努力や遊び心溢れるサウンドの虜になってしまっているファンは世界

中にいるようです。

今聴いてみてもまったく古臭さを感じさせない曲なので、ポップで軽いノリの曲が好きだという人にもおすすめできるかもし

れません。

「Great DJ」はThe Ting Tingsのアルバム「We Started Nothing」に収録されています。

The Thermals – No Culture Icons

2014年2月8日 Posted by seki

今回は「The Thermals」の「No Culture Icons」を紹介します。

The Thermals(ザ・サーマルズ)はオレゴン州ポートランド出身の3ピースバンドで、ハッチ・ハリスとケイシー・フォスタ

ーを中心に結成されました。

「No Culture Icons」はサブ・ポップ・レコードから発売された彼らのファーストアルバム「More Parts per Million」に収

録。

インディーロック寄りの荒々しいサウンドと、わざと音質を悪くするローファイというジャンルに属す楽曲。

アートに対する荒削りな姿勢を歌いながら、その裏では直球のラブソングにもなっているという何とも不思議な曲となってい

ます。

しかしながら明るいサウンドや真っ直ぐな歌声など、何回でも聴きたくなるような曲であり、実際The Thermalsにとっても彼

らの初期を代表する曲になりました。

聴いたこともないような独特な魅力を持ち合わせているので、是非おすすめしたい一曲です。

Paramore – 「Ain’t It Fun」

2014年2月6日 Posted by seki

今回は、Paramoreの「Ain’t It Fun」という曲をご紹介します。

Paramoreは、アメリカのロックバンドで、2008年にはグラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされたほどの実力派。

ボーカルのヘイリー・ウィリアムズは現在25歳。

2008年のノミネートを受けた際には、まだ20歳にもなっていなかったということになります。

そんなParamoreによるこちらの「Ain’t It Fun」は、2013年に発表された、
「Paramore」というタイトルのアルバムに収録されている曲です。

自らの名前をつけたアルバムですから、まさにParamore自身の魅力と個性を再び見せ付ける作品にする、という意気込みが伝わってきます。

ロックな一面もポップな一面も見せるParamoreの中で、「Ain’t It Fun」は思い切りポップな側に寄った一曲だといえます。

力強いヘイリーの歌声によって、きっと活力を得ることができるでしょう。

Panic! at the Disco – 「This Is Gospel」

2014年2月5日 Posted by seki

今回ご紹介するのは Panic! at the Discoの「This Is Gospel」です。

この曲は、約三年ぶりとなる彼らの最新アルバム、
「Too Weird To Live, Too Rare To Die!」の一曲目にあたります。

変わったタイトルを訳すと、「生かしておくには奇妙だが、死ぬには惜しすぎる!」という意味。

メンバーの脱退がありながらも発表された三枚目のアルバム、
「Vices & Virtues」は彼らの方向転換を決定的にするものだったといえるでしょう。

それを経て発表された「Too Weird To Live, Too Rare To Die!」というタイトルには、
これまで型破りなことをやってきた彼ら自身の、少々自虐的な自己評価にも思えます。

「This Is Gospel」は明らかに彼らの新しい一面でもありながら、
「Vices & Virtues」のオープニングであった「The Ballad of Mona Lisa」のような物悲しさも同時に併せ持っています。

ボーカルのブレンドンが悲痛な叫びを見せるミュージックビデオも必見です。