DOES-「KNOW KNOW KNOW」

2016年3月31日 Posted by seki

今回の一曲は週刊少年ジャンプの人気漫画「銀魂」のテレビアニメ17代目オープニングテーマを紹介します。

これは2015年4月から2016年3月末まで放映されたテレビアニメ第3期の中でも特に盛り上がりを見せた「将軍暗殺編」と、第3期の最後を飾った「さらば真選組編」を飾った一曲です。

手掛けるのは03年に福岡で結成された日本のスリーピースロックバンド「DOES」です。

このバンドは今作で「銀魂」とは四度目のタイアップとなり、5代目エンディングテーマ「修羅」を筆頭にアニメ「銀魂」のオープニングテーマに「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」の主題歌とエンディングテーマも手掛けています。

発売されたのは2016年3月2日、この曲が起用された物語は原作でも大きな変化が訪れる内容であり、「今」を生きる「侍」としての生き方や心情を和製ロックの力強い歌詞とリズムが特徴的です。

また、求めるのは「永遠」ではなく、生きている「今」だという歌詞が特に作品とシンクロしています。

やなぎなぎ-「カザキリ」

2016年3月22日 Posted by seki

今回は個人的に一押しの一曲を紹介します。

これは2013年5月30日に発売されたPlayStation Portable用の女性向け恋愛ゲーム「NORN9 ノルン+ノネット」が原作のテレビアニメ「ノルン+ノネット」のオープニングテーマです。

発売されたのは2月24日、歌っているのは日本の女性シンガーソングライター「やなぎなぎ」という方です。

ゲームは特殊能力を持つ少年少女が巨大な飛行船「ノルン」に乗って空を旅する物語であり、プレイヤーは三人の少女の中から一人を選び、好きなキャラクターと恋愛をして、謎を解き明かす冒険を進めていくのです。

その世界観をそのままに、キャラクター達の恋愛は当然ですが、ノルンの目的地である「世界」の謎にも焦点が当てられているのです。

そんな神秘的ともいえる作品に相応しく、この曲は透明感のある歌声でキャラクター達の抱える複雑な心情を表し、それを優しく包む愛情を感じさせます。

この曲だけでもオススメですが、アニメやゲームを知っていると歌詞に深みが増すでしょう。

ALL OFF-「Never Gave Up」

2016年3月15日 Posted by seki

今回は人気ライトノベルで、アニメも放映された「ヘヴィーオブジェクト」の主題歌「Never Gave Up」を紹介します。

物語の舞台は「オブジェクト」という巨大兵器の登場によって国家間の争いが大きく変わり、四つの勢力が争っている近未来。

そんな「オブジェクト」にオブジェクトの設計士を目指して留学してきた学生と、ある目的を持って軍に所属する貴族の青年二人が、ひょんな事から生身で立ち向かう事になるのです。

この作品のアニメ主題歌を手掛けるのは第1期の主題歌「One More Chance!!」を手掛けた日本の男性5人組のオルタナティブ・ロックバンド「ALL OFF」です。

2016年2月10日に発売された2枚目のシングルであり、前作に続いて今回の表題曲も作品の世界観に合った歌詞になっています。

前作は慌てながら前に進むイメージでしたが、今作はスピード感あふれるリズムとギターがしっかりと地面を踏みしめ、戦場を駆け抜ける主人公達の姿がイメージできる一曲になっています。

 

 

PENGUIN RESEARCH(ペンギンリサーチ)-「ジョーカーに宜しく」

2016年3月8日 Posted by seki

今回は前回の記事で紹介したアニメ「デュラララ!!×2 結」の主題歌と同じく1月20日に発売されたエンディングテーマを紹介します。

手掛けるのは今作がメジャーデビューシングルと日本の5人組ロックバンド「PENGUIN RESEARCH」です。

このバンドは数多くのロック、アニメソング、ゲーム音楽を新進気鋭のクリエイターであり、ベースを手掛ける堀江晶太と声優でボーカルを務める生田鷹司を中心に結成されました。

そんな本作は「池袋」で繰り広げられる「群像劇」が終わりに向かう、オープニングとは違う疾走感を感じさせるメロディーが特徴です。

作中の騒がしさと怪しさを反映する様に軽快なリズムにピアノの音が重なり、飛び跳ねる様な印象も受けます。

また、歌詞は一見すると繋がりのない単語が並んでいる様に聞こえますが、アニメや原作小説に触れると乱雑ながら一つにまとまっている物語の舞台「池袋」らしい内容に感じます。

曲名にも入っている「ジョーカー」が上手く使われ、ハマると何度も聞きたくなります。

FLOW-「Steppin’ out」

2016年3月1日 Posted by seki

今回は1月20日に発売されたアニメ「デュラララ!!×2 結」の主題歌を紹介します。

本作の舞台は東京の「池袋」、そこに「非日常」に憧れる高校生の竜ヶ峰帝人が幼馴染に誘われ、来良学園に入学する為に上京する所から始まります。

その「池袋」に足を踏み入れた日に、彼はネット等で噂される「首なしライダー」を目撃し、更に思いがけない日々を送ることになるのです。

ですが、本作の主人公彼ではなく、「首なしライダー」の正体、奪われた自分の「首」を探す女性デュラハンですが、この物語は「首」を巡って様々な人々が織り成す「群像劇」なのです。

そのアニメの最終章を飾っているのが日本の5人組ロックバンド「FLOW」です。

アニメ作品と相性がよく、数多くのテーマ楽曲をヒットさせています。

そんな「FLOW」が手掛けた表題曲は作品の世界観やキャラクター達が抱える葛藤や秘密、そこから生まれる衝突や喧噪を思い起こさせる疾走感のある曲になっています。

正にクライマックスに相応しいだと思うので、気になる方はチェックしてみてください。

ALL OFF-「One More Chance!!」

2016年2月23日 Posted by seki

今回は「オブジェクト」と呼ばれる巨大兵器が戦争を左右する時代を舞台に、それを操る「エリート」と呼ばれる少女、それから留学生と軍人という変わった主役の青年二人が敵を倒していく小説「ヘヴィーオブジェクト」のテレビアニメ第一期の主題歌を紹介します。

発売されたのは少し前ですが、2015年11月4日。

歌っているのは、この曲がメジャーデビューシングルとなった男性5人の日本のオルタナティブ・ロックバンド「ALL OFF」です。

タイトルにもなっている「One More Chance!!」ですが、これは曲が起用された「ヘヴィーオブジェクト」にとっては意味がある言葉だと個人的に思います。

タイアップ作品だからでしょうが、この曲の歌詞は作品の世界観を映し出しているような言葉が出てきます。

主人公の二人は何度も絶望的な状況に追い込まれることがあります、ですが、もう一度、まだ行けると進み続けます。

何千何万回でも、諦めずに挑戦する、そんな主人公の歌であり、応援している様にも聞こえます。

flumpool-「夜は眠れるかい?」

2016年2月16日 Posted by seki

今回は昨年に劇場版、2016年にテレビシリーズが放映中の人気コミック「亜人」の主題歌を紹介します。

物語は平凡な日常を送っていた高校生、永井圭が交通事故に遭った事で動きだします。

本来なら命を落とす事故の筈なのに、彼の体は元に戻り、生き返ったのです。

それは彼が国内で三例目となる「亜人」、決して「死なない」とされる新種の人類であることを意味したのです。

やがて、彼は「亜人」と日本の政府、懸賞金や名誉を求める人との戦いに身を投じるのです。

テレビシリーズ前に公開された劇場版も同じ曲が使われていますが、こちらは三部構成で、制作が同時進行だった為かテレビシリーズとは少し異なる内容になっています。

ですが、この曲は世界観が歌詞に反映されており、どちらでも楽しめるでしょう。

それを手掛けたのが日本の4人組ロックバンド「flumpool」です。

曲は静かに始まり、常に狙われる恐怖、抗えない運命への絶望、そんな主人公の心情を表す様な歌詞によって独特の曲に仕上げっています。

Ra*bits(ラビッツ)-「Joyful×Box*」

2016年2月9日 Posted by seki

今回はスマートフォン向けアイドル育成ゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!」に登場するユニットが歌うキャラクターソング第7弾を紹介します。

このゲームは2015年春頃に発売され、プレイヤーは男子アイドルの育成に特化した「私立夢ノ咲学院」の「プロデューサー科」に第1号として転入してきた女子生徒という設定です。

先にも書いた通り、このゲームは「アイドル育成ゲーム」であり、プレイヤーはプロデューサーとして個性的なアイドルたちを「プロデュース」するのです。

ゲーム内ではキャラクター達が幾人かでユニットを組んでおり、今回は「ほわほわ可愛い」と「ちいさくてかわいい」が売りのユニット「Ra*bits(ラビッツ)」が歌っています。

発売されたのは1月27日、CDにはカップリング曲の他にオリジナルのドラマも収録されているそうです。

紹介した楽曲は勿論、カップリング曲も「かわいい」を売りにしているユニットらしく、明るくて軽快なリズムにメンバーの飛び跳ねる様な歌声が印象的です。

AKB48-「365日の紙飛行機」

2016年2月2日 Posted by seki

今回は2015年12月9日に発売されたAKB48のメジャー42枚目のシングル「唇にBe My Baby」のカップリング曲です。

この曲は2015年9月から放送が開始されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌になっています。

このドラマは大阪を拠点に活動した実業家の広岡浅子の生涯を描いた小説を原案に、主人公の白岡あさが江戸時代後期、安政4年から様々な困難を家族と共に乗り越えて成長する姿を通じて、社会に貢献する様子が描かれています。

そんな朝ドラを飾るのが人気アイドルグループ「AKB48」です、歌詞はドラマを連想させる365日、朝日が昇るように今日という日を笑顔で過ごせる様な爽やかなメロディで歌われています。

前作「ハロウィン・ナイト」はディスコを連想させるアイドルらしい華やかな楽曲でしたが、今回は人生を紙飛行機に例えて、楽しくないこともあるけれど、思い通りに飛べない時もあるけれど、願いや愛を乗せて飛んでいけると応援している様にも聞こえる一曲です。

稲葉浩志-「羽」

2016年1月26日 Posted by seki

今回はハリウッドにも認められた日本を代表する音楽ユニット「B’z(ビーズ)」のメンバーで、ボーカリスト、作詞家、作曲家、シンガーソングライターでもある稲葉浩志氏の楽曲を紹介します。

表題曲は2016年1月13日に発売された5枚目のシングルで、シンセサイザーが活用され、独特の音楽を構成しています。

この曲は日本テレビ系アニメ「名探偵コナン」の為に書き下されており、オープニングテーマに初めて関わったのはユニットとしてで、1999年頃の「ギリギリchop」を筆頭に何度か楽曲を提供していました。

ですが、今回は個人としてのタイアップであり、曲自体は昨年末にテレビで披露されています。

そんな曲の歌詞は「卒業」の様なテーマがあり、世界に踏み出す準備は整っているものの、それでも不安を感じている。

そんな人々に向けて、力強い歌声で「大丈夫」と背中を押すようなイメージが持てます。

個人の楽曲として楽しむのも良いですが、せっかくのタイアップなので、アニメと一緒に楽しむのも良いでしょう。