宇多田ヒカル-「あなた」

2017年12月17日 Posted by seki

本日の一曲は、2017年12月9日に発売された、日本の宇多田ヒカル氏の8枚目の配信限定シングルの曲です。

この楽曲は2017年12月9日、シングルの配信と同日に公開された映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」の主題歌に起用されています。

原作は1984年から連載されている西岸良平氏の「鎌倉ものがたり」で、舞台は人間・魔物・妖怪が当たり前のように共存している「鎌倉」に住むミステリー作家の一色正和と彼の妻である亜紀子が様々な事件に遭遇して、それを解決していくのです。

事件の犯人が妖怪だったり、幽霊だったり、時に宇宙人だったり、不思議な町らしい構成になっています。

そんな作品を元にした映画は、亜紀子が鎌倉に嫁いでくる事で始まります。

そんな本作を飾る主題歌は、ピアノの静かなリズムから始まり、そこに宇多田ヒカル氏の澄んだ歌声が重なり、タイトルにもなっている「あなた」を如何に愛しているか、2人で居られる事が如何に幸せか、いつまでも一緒にいたい、そう願う歌詞が曲に一層の彩りを添えています。

AKB48-「11月のアンクレット」

2017年12月5日 Posted by seki

本日の一曲は、11年に渡ってAKB48のメンバーとして活躍した「まゆゆ」こと渡辺麻友氏がラストセンターを飾る、人気女性アイドルグループ「AKB48」の記念すべき50枚目のマキシ・シングルの表題曲です。

発売されたのは2017年11月22日、彼女の卒業ソングである「サヨナラで終わるわけじゃない」をカップリング曲にして、AからEと全部で5種類のバージョンがあります。

タイトルにある「アンクレット」とは足首に着ける装飾品で、楽曲の中では「僕」が好きだった「君」から贈られた思い出の品として登場します。

軽快なリズムに合わせ、夏が過ぎた頃に「君」から呼び出された「僕」の心情をラストセンターを務める渡辺麻友氏とメンバーが歌い上げています。

肌寒い季節になっても、自分より優しい人だからと諦めていても、今も忘れられない相手から贈られたプレゼントを手放せない。

もう「君」の心は「僕」に向いていないのに、それでも「僕」は11月になってもアンクレットを外せない、そんな失恋の様な、けれど恋をしている様な、どちらにせよ、やはり切なさを感じさせる一曲に仕上がっています。

UNISON SQUARE GARDEN-「fake town baby」

2017年11月30日 Posted by seki

本日の一曲は、先週に引き続き、日本の人気スリーピースロックバンド「UNISON SQUARE GARDEN」が2017年11月15日に発売した13枚目のシングルの表題曲です。

この楽曲は2017年10月より第2期が放映されているテレビアニメ「血界戦線」のオープニングテーマです。

この作品は私達が暮らす「人界(じんかい)」の紐育(ニューヨーク)と、不可思議な存在が当たり前のように存在する「異界(いかい)」が3年前に突如として混じり合い、1つの都市「HL(ヘルサレムズ・ロッド)」という場所になった事から始まります。

その世界の均衡を守るために暗躍するのが、秘密結社「ライブラ」であり、物語は構成員達の活動を記録したものです。

ヘビーメタルを思わせる重厚なギターサウンドに合わせ、スピード感溢れるリズムと一見すると全てを投げ出し、見下し、けれど受け入れ、文字通り拍手を送っているような歌詞が更に楽曲に疾走感を与え、一気に曲の世界観に引き込まれていきます。

激しいギターサウンドが好きな方には、オススメの一曲です。

 

UNISON SQUARE GARDEN-「Invisible Sensation」

2017年11月24日 Posted by seki

本日の一曲は日本の人気スリーピースロックバンド「UNISON SQUARE GARDEN」が2017年11月8日に発売した12枚目のシングルの表題曲です。

この楽曲は、このブログで8月に紹介した楽曲「10% roll, 10% romance」と同じく、2017年7月より放映されているテレビアニメ「ボールルームへようこそ」の第2期のオープニングテーマです。

この楽曲が起用されたテレビアニメ第2期では、主人公の富士田多々良は高校生になり、より真剣に競技ダンスと向き合う事を決意します。

しかし、新たに組んだパートナーと思うように踊れず、競技ダンスの難しさとライバル達のレベルの高さを思い知ることになります。

そんな主人公の四苦八苦する様子を表すように、第1期のオープニングテーマと同じくアップテンポではありますが、此方はギターサウンドが激しく、サウンドが縦横無尽に駆け巡る印象を受けます。

そして、時に激しく、けれど爽やか歌声と、明るい曲調が、この曲を思わず踊りだしたくなる様な気持ちにさせる一曲にしています。

米津玄師-「灰色と青(+菅田将暉)」

2017年11月17日 Posted by seki

本日の一曲はブログで紹介したことがある男性アーティスト米須玄師氏の2017年11月1日に発売されたメジャー3枚目、通算4枚目のオリジナルアルバムに収録されている楽曲です。

このアルバムは以前に発売したアルバム以降に発表されたシングルの表題曲に加えて、他のアーティストとコラボしたり、動画サイト「ニコニコ動画」に別名義で発表した楽曲のセルフカバーバージョンが収録されています。

自身がMVでダンスを披露した「LOSER」、TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマや、映画「打ち上げ花火、下から見るか? 上から見るか?」の主題歌という人気楽曲は勿論、合計10曲以上が収録されています。

そして、この楽曲は米津氏が男性アーティストとして初めコラボした楽曲であり、俳優兼アーティストでもある菅田将暉氏はMVにも登場しています。

肝心の楽曲は電子オルガンとアコースティックギターの静かな旋律に、米津氏の透き通る歌声と菅田氏の真っ直ぐな歌声が加わり、昔を懐かしみながら、歌うことで今の寂しさを紛らわそうとする様な、少し心が締め付けられるような一曲に仕上がっています。

CHEMISTRY-「PIECES OF A DREAM」

2017年11月10日 Posted by seki

本日の一曲は、2012年に活動を休止し、2017年に活動再開、11月15日に新作をリリースする日本の男性ツインボーカルユニット、「CHEMISTRY(ケミストリー)」のデビュー曲です。

このユニットはテレビ東京で放映されたオーディション番組「ASAYAN」で行われた男性ボーカルで選ばれた2人により結成され、2001年3月7日にデビューシングルが発売されました。

そして、初登場にしてオリコンシングルチャート2位、その後も5週連続でTOP5内をキープ、発売1ヶ月と少しで1位になったのです。

そして、発売15週目でミリオンセラーを達成したのです、この記録は2017年11月の時点まで破られておらず、正にCHEMISTRYを代表する一曲です。

2人の透き通る様な歌声と、見事なハモリを際立たせる様に、曲調は緩やかに始まり、タイトルの翻訳にあたる「夢の欠片」がキーワードになる歌詞で構成されています。

全体としては、少し悲し気な内容になっていますが、だからこそ2人の歌声が印象的な一曲に仕上がっていると思います。

スピッツ-「歌ウサギ」

2017年11月5日 Posted by seki

本日の楽曲は「チェリー」、「ロビンソン」など数多くのヒット曲を送りだした日本のロックバンド、スピッツが手掛けた映画の主題歌です。

起用されたのは2017年10月28日に公開された「先生!、、、好きになってもいいですか?」です。

この映画は1996年から2003年まで雑誌「別冊マーガレット」にて連載された少女漫画が原作で、広瀬すず氏が演じる女子高生が初めて好きなった、生田斗真氏が演じる同校の教師との恋愛模様を描いた作品です。

「初恋」という淡い響きと、主人公の初々しさ、教師と教え子という危うい関係、そんな2人の関係を、飛び跳ねるウサギに当てはめ、シンプルで少し寂しさを感じるギターサウンドに透き通る歌声が添えられています。

気付けば止める事の出来ない、忘れる事の出来ない「恋」を飾るのにピッタリな一曲になっています。

因みに、これはシングルではなく、2017年7月5日に発売された「CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection」に収録されており、あとは各音楽サイトの配信で入手する事ができます。

安室奈美恵 feat.AFTERSCHOOL-「make it happen」

2017年10月29日 Posted by seki

ハロウィーンも近付いた本日は、安室奈美恵と韓国の女性歌手グループ「AFTERSCHOOL(アフタースクール)」のコラボした楽曲を紹介します。

この楽曲が収録されているのは2011年4月27日に発売されたベストコラボレーションアルバム「Checkmate!」です。

このアルバムは2003年から2011年まで安室奈美恵氏がゲスト参加したコラボレーション楽曲を、彼女の名義で完全網羅して、新たにコラボ楽曲を加えて、シークレット含めて計14曲が収録されています。

その一曲が本日の楽曲で、電子音の軽快ながら怪しげなリズムに合わせ、まるで夢の様な世界観を醸し出す歌詞が綴られています。

いつもと同じ筈なのに、どこか違う様な気がする、夢を見ているのか、それとも見せているのか、そんな不思議な気分になる一曲です。

ミュージックビデオでは安室奈美恵氏とAFTERSCHOOLのメンバー計9名が登場し、セクシーと可愛らしさが一体となった衣装で、画面に華やかな印象を与えます。

安室奈美恵-「Do Me More」

2017年10月17日 Posted by seki

本日の一曲は2012年6月27日に発売された安室奈美恵氏の4枚目のベスト・アルバム「BEST FICTION」の為に作られた新曲の1つで、デジタル・ダウンロード楽曲でもあります。

この曲が収録されているアルバムは、それまでプロデュースを任せていた小室哲哉氏の元を離れて活動し、自分で選曲したり、アイディアを出すなどセルフ・プロデュースを行っていた6年間の間に発表された楽曲で構成されています。

曲数は少し伸び悩んでいた頃や、見事首位を獲得したシングル含めた15曲に、この楽曲を含めた2曲が加わった17曲。

肝心の楽曲は、低いテクノビートから始まり、ダークファンタジーを連想させるリズムが続いて、そこに西洋のおとぎ話を連想させる単語が登場し、不可思議な夢を見ている様な歌詞が添えられています。

相手を求め、相手に求められる事を強く望んでいる様にも解釈できる一曲に仕上がっています。

動画サイト「YouTube」で閲覧できるミュージック・ビデオでは「不思議の国のアリス」をベースに、怪しげな夢の世界で、その住人の様な姿に扮した安室奈美恵氏が華麗なダンスを披露する後世になっています。

安室奈美恵-「PLEASE SMILE AGAIN」

2017年10月14日 Posted by seki

前回の記事で紹介した楽曲で一躍人気アーティストになり、若者のファッションリーダー的な存在になった安室奈美恵氏の曲は常にトップ10入りする程になりました。

そんな彼女が発表した18枚目のシングル、2000年10月4日に発売されたのが今回の一曲です。

この楽曲は明治製菓から発売された「Fran」のCMソングとして流れましたが、此方はアレンジが少し異なっているそうです。

肝心の曲ですが、前の記事で紹介したバラードと違い、ロック調になっています。

調べた所によると、彼女自身が「ロックな曲が歌いたい」とプロデューサーの小室氏にリクエストしたそうです。

そうして出来たのが今回の一曲で、ロックらしいサウンドとリズムが特徴的で、歌詞はタイトル通り、ストレートに相手に笑ってほしい、と。

一度は離れてしまったけれど、やっぱり忘れられなくて、離れた事を後悔して、そんな気持ちが伝わってくる、また男女どちらの気持ちにも聞こえる、そんな一曲に仕上がっています。

20代に入った彼女の「大人の一曲」とも解釈できます。