菅田将暉-「さよならエレジー」

2018年2月22日 Posted by seki

本日の一曲は俳優であり、ソロ歌手としても活動している菅田将暉氏の2018年2月21日に発売された3枚目のシングルの表題曲です。

作詞と作曲を手掛けるのは、菅田将暉氏が敬愛しているという日本のシンガーソングライターであり、俳優として映画やコマーシャルにも出演経験がある石崎ひゅーい氏。

そして、この楽曲は菅田将暉氏が出演している2018年1月から放映されている日本テレビ系日曜ドラマ「トドメの接吻(キス)」の主題歌でもあります。

このドラマは主演の山崎賢人氏が演じるナンバーワンホストの堂島旺太郎が、ある事情から大金を必要としており、次々と女性を夢中にさせては金銭を巻き上げる日々を送っていました。

そこにホテル業で日本企業トップの並樹グループの令嬢が現れ、旺太郎は次のターゲットを彼女に定めますが、そこに謎の女が現れ、キスをされます。

そこから、彼は「キスをされると命を落とし、1週間前に戻る」という謎の「タイムリープ」に陥るのです。

なぜ彼には大金が必要なのか、なぜキスをされると1週間前に戻るのか、悩む旺太郎にアドバイスするのが、菅田将暉氏が演じる「謎のストリートミュージシャン」です。

そんなドラマの主題歌に相応しく、この楽曲は激しいながらも寂しさを感じさせるギターサウンドと共に愛を求め、けれど素直に信じられないもどかしさを叫ぶ様な歌詞が特徴的です。

STU48-「暗闇」

2018年2月18日 Posted by seki

本日の一曲はAKB48など人気アイドルグループを手掛ける秋元康氏が新たにプロデュースした2017年に誕生した瀬戸内7県を拠点とする女性アイドルグループのデビュー曲です。

なので、グループ名は「瀬戸内」なので「STU」となっています。

この楽曲が発売されたのは2018年1月31日、発売形態は「Type A」から始まり、なんと「Type G」と劇場盤含めた全8形態で発売されました。

まさに生まれたばかりのグループなので、どの様な活躍をするのか今から楽しみなグループでもあります。

オリジナル楽曲はAKB48のシングルのカップリング曲に収録されていますが、STU48名義ではないので、今回の楽曲が収録されたシングルが正式なデビューシングルとなります。

動画サイト「YouTube」では、このデビューを記念して特別CMが公開されています。

そして、肝心の楽曲ですが、「暗闇」という一見すると暗そうなタイトルですが、静かなリズムから始まり、歌詞を見ると暗闇の中で目を凝らし、進むべき道を見極めようとする若者の姿が浮かぶ内容になっています。

JUJU-「東京」

2018年2月11日 Posted by seki

本日の一曲は、2018年1月27日から公開されている映画「祈りの幕が下りる時」の主題歌を紹介します。

この映画は「探偵ガリレオ」や「マスカレード」シリーズなどを手掛ける東野圭吾氏の手掛ける「加賀恭一郎」シリーズの最新作を映像化した作品で、「シリーズ完結編」とされているそうです。

主人公の加賀恭一郎とは、元々は教師をしていた男が、ある出来事から父親と同じ警察官になり、やがて捜査一課から練馬署の捜査一係、そして日本橋署に来た刑事が事件を解決していく、というシリーズです。

このシリーズは「新参者」というタイトルで、俳優の阿部寛さんが主演のテレビドラマになり、スペシャルドラマに、この主題歌が使われている映画は劇場版2作目になります。

日本橋で起きた3度目の事件、そこで主人公の加賀恭一郎に関する過去が明らかになるのです。

そんな主題歌を手掛けたのは、日本の歌手で、前作の劇場版の主題歌も担当されたJUJUさんです。

シリーズ完結、加賀恭一郎の過去、終わりを告げる様な原作のタイトル、そして物語の舞台となる日本橋がある東京の移り変わる様子、その全てに愛しさと切なさを込めた様な歌詞と歌声が印象的な一曲です。

楽曲が収録されているシングルは2018年1月24日に発売されました。

SEKAI NO OWARI-「マーメイドラプソディー」

2018年2月2日 Posted by seki

本日の一曲は、2018年1月から放映されている月9ドラマ「海月姫」の2014年12月27日に公開された映画の主題歌です。

この物語は、イラストレーターを志して上京した「海月(クラゲ)マニア」の主人公の「倉下 月海(くらした つきみ)」が男子禁制の昭和レトロな外観のアパート「天水館(あまみずかん)」に、ひょんな事から女装が似合う美男子「鯉淵 蔵之介(こいぶち くらのすけ)」と出会い、さらに彼の兄である修(しゅう)に初恋をする。

そんな最中、月海だけでなく、それぞれ自分の好きな事を突き詰め女子達が暮らすアパートが土地開発の為に取り壊されそうになります。

その危機を救うため、蔵之介に背中を押され、月海は母との大切な思い出でもある「クラゲをモチーフにしたドレス」を作り、それを売り出してアパートを買い取る為に奮闘します。

此方は映画ですが、ドラマも出演者は変わっていますが、流れ自体は同じです。

そんな映画を彩るのが、人気バンド「SEKAI NO OWARI」が歌い上げる「マーメイドラプソディー」です。

水の中をイメージさせるポップなリズムに合わせ、最初は水槽の中で恋する事に満足していた人魚が、広い世界に踏み出し、恋する相手に自分の気持ちを伝えたい、会いたいという物語の様な一曲になっています。

欅坂46-「風に吹かれても」

2018年1月28日 Posted by seki

本日の一曲は、先週に引き続き、日本の女性アイドルグループ「欅坂46」の5枚目のシングルの表題曲で、2017年10月25日にDVD付、CDのみ合わせて5形態で発売されました。

前回の「不協和音」から一転、今回はダンスナンバーを思わせるアップテンポな曲調で、メンバーのスタイリッシュな歌声と手拍子が、ぎこちない恋愛観を歌い上げています。

因みに、今回のミュージックビデオではメンバー全員が黒いスーツに身を包み、最初は乱雑に積まれた机の上に思い思いに腰掛け、そこから一糸乱れぬダンスを披露し、その場所は次々に切り替わり、ライトアップされたコンテナをステージに見立て、笑顔で踊るシーンは圧巻です。

特に印象的だったのは、メンバーが走り出し、積み上げられた段ボールを蹴散らすシーンと「風に吹かれても 何も始まらない ただどこかに運ばれるだけ」という歌詞です。

おそらく、他のアイドルグループなら風が吹けば恋が始まったり、離れてしまった相手を思う歌詞が添えられるかもしれませんが、そんな都合のいい事は起こらないと言うような雰囲気が、このグループにピッタリだと個人的に感じました。

欅坂46-「不協和音」

2018年1月17日 Posted by seki

本日は、日本の女性アイドルグループ「欅坂46」の4枚目のシングルの表題曲で、2017年12月31日の紅白歌合戦でも歌われた一曲です。

2017年4月5日、DVD付、CDのみ合わせて5形態で発売されました。

タイトルの「不協和音」とは「不安定な感じを与える和音」という意味の他に、比喩としては「人や団体などの間で調和を乱すような不和や反目」という意味があります。

それに合わせる様に、力強いリズムに合わせ、メンバーが「最後の最後まで抵抗する」や「君はYesと言うの」など、周りと衝突しても、不協和音になっても、自分を貫き通す姿勢が綴られています。

特に印象的なのが、間に挟まれる「僕は嫌だ」という歌詞です。

そして、プロモーションビデオでは倉庫街の様な場所で紺色を基調とした衣装に身を包んだメンバーが走って集合し、ポーズを決める画面から始まります。

そして、メンバー全員がダンスの際は髪を振り乱し、ポーズを決める際は凛とした表情で曲を歌いあげています。

君はそれでいいのか、と問いかけられている気分になる一曲です。

ムーコ(吉田仁美)-「SUKI!SUKI!SUKI!」

2018年1月11日 Posted by seki

本日の一曲は、前回の記事に引き続き、「戌年」にかけて犬に因んだ楽曲です。

これは2015年10月から2016年3月までテレビ東京系列にて短編テレビアニメとして放映された「いとしのムーコ」という作品のオープニングテーマです。

この作品は緑豊かな山の中でガラス工房を営むガラス職人の「小松さん(コマツさん)」と、彼が大好きなメスの愛犬ムーコの日常を描いており、基本的に一話完結型になています。

因みに、タイトルにもなっている犬のムーコは日本語でセリフが出ますが、実際に喋っているわけではなく、小松含め、他の登場人物には伝わらない設定です。

この小松さんとムーコは、作者が知り合いの人を通じて知った、秋田県に実在するガラス工房の職人さんと愛犬がモデルだそうです。

そんな作品を彩るオープニングテーマは、ムーコが大好きなコマツさんへの想いを存分に歌った一曲になっています。

明るい曲調とリズムに合わせ、ムーコが一匹、いえ、1人の乙女として如何にコマツが好きかをストレートに綴った歌詞が特徴的です。

島谷ひとみ-「YUME日和」

2018年1月7日 Posted by seki

2018年、最初の一曲目を飾るのは「戌年」と1日でも多く「素敵な日」がありますように、というゲン担ぎを兼ねて選んでみました。

この歌は日本の女性シンガーの島谷ひとみさんの13枚目のシングルの表題曲で、2003年11月6日に発売されました。

この楽曲は発売された2003年から2004年のテレビアニメ「ドラえもん」のエンディングテーマとして使われ、また2004年3月に劇場公開された映画「ドラえもん のび太のワンニャ時空伝」のエンディングテーマにも起用されました。

この映画は、人の都合で住む所を失った犬や猫たちの為に、のび太が自分が助けた「イチ」も連れて、3億年前の世界に向かい、そこで住みやすい様に環境を整えあげる所から始まります。

あした、必ず会いに来る。のび太が「イチ」と交わした、この約束が、映画で重要な役割を果たすのです。

そんな映画に色を添えるのが、島谷ひとみさんの爽やかな歌声と、空に掛かる虹を結ぶように、君が笑顔で居る事を願っている、そんな冬の日に優しく降り注ぐ日差しを感じさせる歌詞です。

スピッツ-「楓」

2017年12月30日 Posted by seki

本日の一曲は、日本のロックバンド「スピッツ」が1998年7月7日に発売された通算19枚目のシングルで、両A面仕様になっているシングルの片方です。

そもそも、このシングルはスピッツの8枚目のアルバム「フェイクファー」に収録されていた「楓」と、録音はされたものの未収録になった「スピカ」を一枚に纏めたのです。

なので、発売された当時のジャケットは裏表、どちらも表紙の様なデザインで、2種類のジャケットがある仕様になっています。

音楽番組のオープニングテーマや、2010年にはスペシャルドラマの主題歌になったり、根強い人気を博しています。

そして、2017年にはキリンビバレッジから販売されている「午後の紅茶」の冬の特別コマーシャルにて、出演している女優の白石萌歌氏が自らカバーしている楽曲でもあります。

原曲は静かな演奏に合わせて、透明感ある歌声で、別れの言葉が紡がれる一見すると寂しげな曲です。

ですが、見方を変えれば、遠く離れた相手を想い、それでも前に進もうとする力強い曲にも聞こえる筈です。

山下達郎-「クリスマス・イブ」

2017年12月24日 Posted by seki

本日はクリスマス・イヴという事で、日本では定番中の定番となった山下達郎氏の「クリスマス・イブ」を紹介します。

この楽曲は今から30年以上前、1983年12月14日に発売された山下達郎氏の通算12作目のシングルです。

ですが、発売された当初は話題にならず、ヒットソングではなかったそうです。

そんな「クリスマス・イブ」を一躍話題にしたのが、JR東海「ホームタウン・エクスプレス」のX’mas編のコマーシャルです。

物語は当時15歳だった女優の深津絵里さんが演じる女の子が、新幹線から降りてくる彼をホームで待ちます。

けれど、いくら探しても彼の姿は見つからず、少し涙ぐむ彼女の前に柱の陰からプレゼントを持った彼が登場する。

このコマーシャルに起用された事で一気に知名度が上がり、クリスマスの定番ソングとして定着したそうです。

歌詞は待ち人が来ないクリスマスの寂しさを綴っていますが、だからこそ、彩るリズムと間奏で流れる「カノン」がクリスマスらしさを際立たせているとのかもしれません。