SEKAI NO OWARI-「RAIN」

2017年7月31日 Posted by seki

本日の一曲は2017年7月5日に発売された11枚目のシングルの表題曲「RAIN」です。

この楽曲は、2017年7月8日から公開されているアニメ映画「メアリと魔女の花」の主題歌になっています。

制作したのは2015年4月に設立されたスタジオポノックで、この映画が記念すべき長編第1作目になります。

歌詞の冒頭はメンバーが作品を見て、すぐに思いついたらしく、作品の世界観に合わせた内容になっています。

両親の都合で退屈な田舎にやってきたと思っていたメアリは、ひょんな事から魔法を使える様になる不思議な花を見つけ、一晩だけの魔女になるのです。

そんな世界観に合わせ、不思議な旋律と共に、雨上がりの空を見上げ、虹を見つけた時の気持ちが込められています。

その虹が消えても、雨が木々に命を吹き込む事を知っていれば、その儚さに下を向くこはなく、次の雨を待てる。

「雨」という言葉は寂しさや静けさを連想する事が多いでしょうが、この曲は静かながら晴れやかな旋律と歌詞で構成されており、聞くと次の雨が待ち遠しくなる気がします。

BUMP OF CHICKEN-「記念撮影」

2017年7月25日 Posted by seki

本日の一曲は2017年7月5日に配信された9作目の配信限定シングルで、日清のカップヌードルの新CMシリーズ「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」のタイアップソングになっています。

キキという女の子が一人前の魔女になる為に都会で頑張る姿を描いた長編アニメ映画「魔女の宅急便」は日本を代表するスタジオジブリが制作しました。

ですが、このシリーズでは舞台が日本になり、絵柄も変わり、年頃になったキキの恋愛模様が描かれています。

そんな物語に色を添えるのは、優しく、柔らかなリズムと歌声に合わせ、止まらない時間の中で過ごす事に時に焦り、迷子の様に進むべき道が見つからない。

けれど、時間は積み重なり、それを切り取って、重ねていけば未来になる。

昨日の下、変わらない景色、それが重なって「今」に繋がる。

レンズやシャッターと言った「記念撮影」を連想させる単語は勿論ですが、グループが持つ世界観も相まって、とてもゆったりとした気持ちになれる一曲に仕上がっています。

BUMP OF CHICKEN-「リボン」

2017年7月18日 Posted by seki

本日の一曲は前回の「アンサー」の次、8作目の配信限定シングルです。

配信されたのは2017年5月1日、予告なしで配信されてにも関わらず、配信開始2時間弱で総合ランキング1位になったそうです。

この楽曲は携帯電話「Galaxy」のコマーシャルソングに起用されており、山﨑賢人氏が演じる主人公が、彼女にフラれて落ち込んでいる時に友人達と湖に行き、船に乗っている際に財布を落としてしまい、それを探す為に「Galaxy」で水中を撮影する事にします。

すると何かにスマホを引っ張られ、湖に落ちたと思ったら、どんどん時代を遡っていくのです。

そんな壮大な物語の様なコマーシャルに添えるように、主人公が長い旅を行くように、ゆっくりと、けれど爽やかなリズムに合わせ、色んな事を乗り越え、色んな場所に行き、色んな事を知り、自分と誰かを結ぶ「リボン」がある。

それを感じさせる歌詞が印象的な一曲になっています、旅行に行く前や、その最中に聞くとより歌詞を感じられるかもしれません。

BUMP OF CHICKEN-「アンサー」

2017年7月11日 Posted by seki

本日の一曲は、先週に引き続き配信限定シングルです、これは7作目と前回の記事で紹介した「ファイター」より後の配信です。

また、先週の「ファイター」と同じくテレビアニメ「3月のライオン」に起用されていますが、こちらは最初からオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲です。

また、この楽曲はミュージックビデオが特徴的で、一般的にミュージックビデオは楽曲を手掛けたアーティストがメインだったり、曲のイメージに合った内容が流れます。

しかし、この「アンサー」はテレビアニメ「3月のライオン」を手掛けたアニメ会社、シャフトが監修した文字通り「オリジナル」のミュージックビデオなのです。

正にアーティストとアニメ会社が一丸となった一曲と言ってもいいかもしれません。

そんな「アンサー」は、静かなギターサウンドから始まり、自分の進む先を見据え、それが正しいのか悩み、けど立ち止まれない現実に押しつぶされそうな、息苦しささえ感じる歌詞とリズムが続きます。

それがサビに入ると一気に弾け、自分だけが知っている、それだけは分かるという「答え」を見つけた瞬間の疾走感、躍動感が感じられる一曲です。

BUMP OF CHICKEN-「ファイター」

2017年7月6日 Posted by seki

本日の一曲はCDはあると言えばありますが、正式には配信限定シングルの楽曲です。

通算4作目の楽曲です、2014年の11月28日にリリースされました、これだけ見ると何故、今になって紹介するのかと疑問に思うでしょう。

この楽曲を紹介しようと思ったきっかけは、ずばり「将棋」です。

この楽曲は15歳で将棋のプロ棋士になった主人公が周りの人々や将棋を通して成長する様を描いた漫画「3月のライオン」のテレビアニメのエンディングテーマに起用されていました。

ここで気付いた方もいるでしょうが、個人的にニュースで話題になった14歳のプロ棋士を知って、紹介するなら今しか無いと思ったからです。

元からコラボレーション様に書き下ろされた楽曲だけあり、主人公の抱える不安や葛藤を表すような静かな曲調と歌詞で始まります。

しかし、途中から一転、迷いを振り切り、決意や覚悟を持った「ファイター」になった事を感じさせる曲調になり、同じ様に歌詞も力強さを感じさせる言葉が使われています。

 

菅田将暉-「見たこともない景色」

2017年6月27日 Posted by seki

本日は俳優として活動しながら、ソロ歌手デビューを果たした菅田将暉の初のシングルの表題曲を紹介します。

俳優としての彼はオーディションで選ばれ、華々しくデビューしたわけではなく、落選した事で今の所属事務所に出会い、そこから平成仮面ライダーシリーズ第11作「仮面ライダーW」で主演にして初主演を飾り、そこから注目される様になりました。

そして、2017年には人気音楽グループ「GReeeeN」の自伝的映画「キセキ -あの日のソビト-」にてグリーンの歌を披露したり、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演など今後の活躍が期待されている人物でもあります。

発売されたのは2017年6月7日、auのサッカー日本代表を応援するCMの「応援編」に起用され、侍風の選手たちが泥だらけになりながらボールを追いかける姿と共にテレビで放送されました。

疾走感があるリズムに、ピッチを駆ける選手、それを見守り、応援する人々を連想させる歌詞が特徴的で、正に「応援」という言葉がピッタリな一曲です。

ちょっと背中を押してほしい、そんな時にオススメの一曲だと思います。

米津玄師-「ピースサイン」

2017年6月22日 Posted by seki

本日の一曲は2017年6月21日に発売された日本のミュージシャン、シンガーソングライター、イラストレーター、ビデオグラファーであり、このブログで楽曲を紹介した事がある米津玄師氏の7枚目のシングルの表題曲を紹介します。

この表題曲は人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の人気漫画の一つ「僕のヒーローアカデミア」の第二期テレビアニメのオープニングテーマに起用されています。

タイアップ曲なのもあり、自分の憧れであり「最高のヒーロー」と呼ぶ存在になる為に奮闘する主人公の心情を表す様な歌詞が印象的です。

そして、聞いていると駆け抜ける様なサウンドと共に米津氏の透き通る、けれど力強い声が、無力な自分への歯がゆさを、大切な人を守りたいという気持ちを、その為に弱い自分と別れを告げて、「ヒーロー」の様にピースサインを掲げろ、とストレートに語り掛けて来るように感じ一曲でもあります。

何かに躓いた、一歩踏み出す勇気が欲しい、そんな時に聞くとより心に響くかもしれません。

また、タイアップした作品にピッタリな楽曲なので、テレビアニメのオープニング映像と一緒に聞くのもオススメです。

AKB48-「願いごとの持ち腐れ」

2017年6月18日 Posted by seki

本日の一曲は先日、ハプニングに見舞われ、意外な形での総選挙を行った日本を代表する女性アイドルグループ「AKB48」の48枚目のシングルです。

発売されたのは2017年5月31日、CDはA、B、Cに加えて初回限定盤、通常盤、劇場盤の7種類で発売されました。

作詞は秋元康氏、B面はCDのタイプ毎に分かれており、全部で5曲あります。

この表題曲は、2017年3月にHK全国学校音楽コンクール、通称「Nコン2017」の中学校の部の課題曲として、48グループメンバーの合唱バージョンが公開されていました。

そのシングルバージョンがCDに収録されているのです、6分の8拍子という不思議なリズムに包まれ、恋する女の子の気持ちやポップなイメージのあった今までの楽曲と異なり、少し切ない歌詞とアコーディオンの調べが哀愁を感じさせる一曲に仕上がっています。

振付にも特徴があり、魔法使いが人形を操る様に、メンバーが人形の様に踊る様子は「操りダンス」と呼ばれているそうです。

 

平井 堅-「ノンフィクション」

2017年6月8日 Posted by seki

本日の一曲はTBS系日曜劇場「小さな巨人」の主題歌です。

このドラマは警視庁の「本庁」と「所轄」という同じ組織ながら立場の違う現場の確執や、警察内部で起こる戦い等を長谷川博己氏や岡田将生氏、香川照之氏など豪華俳優陣で描いたエンターテイメント作品になっています。

そんなドラマの主題歌を手掛けるのは、このブログでも何度か紹介した日本のシンガーソングライターの平井堅氏です。

42枚目となるシングルが発売されたのは2017年6月7日で、このシングルが発売された時点で、ドラマは第二部に突入しています。

重厚感のあるヴァイオリンから始まり、次いでアコースティックギターの軽やかな、けれど力強い旋律が流れます。

そこに平井氏の声で、思い通りにいかない現実のもどかしさ、誰かを羨む心の醜さ、人生に感じる不安、それでも心から会いたい人への想いは変わらない、そんな歌詞が紡がれていきます。

誰もが一度は思うだろうこと、正に「ノンフィクション」のタイトルに相応しい一曲に仕上がっています。

コブクロ-「心」

2017年6月4日 Posted by seki

本日はアコースティックギターと透明感ある歌声が特徴の男性2人から成る日本のデュオ「コブクロ」の一曲を紹介します。

シングルとしては28枚目、発売されたのは2017年5月24日、前作から1年5ヶ月ぶりの新曲となります。

また、この曲は2017年5月27日に公開された映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の主題歌に起用されています。

この映画はブラック企業で過酷な労働を強いられ、心も体も疲れ切った主人公の隆が、「ヤマモト」と名乗る男に命を救われる所から始まります。

ヤマモトは隆の同級生だと言い、彼の言葉や行動に隆は閉じていた心が開いてくのを感じます。

しかし、ヤマモトには、ある「秘密」があったのです。

実際にサラリーマンを経験した方が書き下ろしたのもあり、この楽曲は原作と映画のイメージにピッタリです。

主人公に共感できる人の心が、この曲を歌うコブクロの2人の心が詰まっている。

そんな風に感じる事もできます、この曲だけでも楽しめますが、もっと「心」を感じたい方は原作や映画と一緒に楽しむといいかもしれません。