秦 基博-「ひまわりの約束」

2015年9月1日 Posted by seki

今回は2014年8月に公開と当時に話題となり、2015年8月30日に地上波で放送された東宝系3DCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」を紹介します。

歌っているのは2006年にメジャーデビューしたミュージシャン秦基博、17枚目のシングルとなる本作はシンプルなギターから始まり、語りかける様なメロディーが印象的です。

歌詞はドラえもんとのび太が出会い、絆を育み、別れを経験する映画を連想させる様に互いを想い合う様な内容になっています。

ですが、何気ない日常の大切さ、相手から貰った優しさや温もりの愛おしさ、そんな感情は映画を見ていなくても浮かぶだろう一曲になっています。

また、この曲にはショートバージョンですが、動画サイト「YouTube」に二つのミュージックビデオがあります。

一つはドアの向こうに広がる満開のひまわり畑で歌うバージョン、もう一つは弾き語りバージョンで、ひまわりで繋がった二人の女の子の友情が描かれています。

FLOW ー「虹の空」

2015年8月25日 Posted by seki

今回は1998年に結成された5人組ミクスチャーロックバンド「FLOW」の8月12日に発売された「虹の空」を紹介します。

「FLOW」は2003年にメジャーデビューを果たし、2015年の夏には全世界8ヶ所のワールドツアーを行うなど世界的にも売れているバンドの一つです。

また、このバンドはアニメとの相性が良く、今回の表題作も前回の「シルエット」と同じくテレビ東京系アニメ「NARUTO 疾風伝」の34代目のエンディングに使用されています。

これまでFLOWはアニメ「NARUTO」シリーズに4曲のオープニングを手がけており、本作で通算5作目と最も曲を提供したバンドでもあります。

なので、すでに最終話に向かうアニメ「NARUTO」シリーズの最後を飾る曲を歌うに相応しいバンドとも言えます。

動画サイト「You Tube」ではショートバージョンですが、スピード感あふれるミュージックビデオが見れます。

また、アニメ「NARUTO」では意外な人物の視線から作中の「過去」と「現在」が見られる、という面白い演出になっています。

KANA-BOON 「シルエット」

2015年8月18日 Posted by seki

今回は前回の記事で紹介したバンド「KANA-BOON」のメジャー5枚目のシングル「シルエット」を紹介します。

2014年11月に発売された表題作はKANA-BOONが初めて提供した曲であり、テレビ東京系アニメ「NARUTO 疾風伝」の16代目オープニングに使われました。

曲は軽快なギターから始まり、最終決戦に入ったアニメの雰囲気と同じく徐々に盛り上がっていきます。

歌詞も前回の「ダイバー」と同じく「NARUTO」の作中に出てくる言葉が使われ、KANA-BOONの作品に対する愛も感じられます。

勿論、アニメを知らなくとも楽しめる曲ですが、数多いアニメ「NARUTO」のオープニングの中でも人気の一曲とも言えます。

この曲でテレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」に二度、出演しました。

そんな本作のミュージックビデオは若者が曲に合わせる様に動き回るアクティブな演出になっております。

バンドが演奏する背景はポップで少し不思議なデザインになっており、そちらも見所です。

KANA-BOON 「ダイバー」

2015年8月13日 Posted by seki

今回の楽曲は大阪府堺市のライブハウス「三国ヶ丘FUZZ」で育った4人組ロックバンド「KANA-BOON(カナブーン)」の最新曲「ダイバー」を紹介します。

この曲はメジャー7枚目のシングルとなり、2015年8月7日より全国東宝系で公開されている映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」の主題歌にもなっています。

この映画は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画「NARUTO」の最後の劇場版で、「NARUTO」に対する愛は他のアーティストにも負けないと、映画の公式ホームページでコメントを寄せています。

歌詞には原作と、その先を描いた映画の主題歌にらしく、新たな一歩を踏み出す主人公の気持ちが感じられます。

ミュージックビデオでは飛び立つ事を強調する様にメンバーが宇宙飛行士の様な衣装で演奏しています。

また映画公開に先駆けて、楽曲を使って原作、映画、それに原作者や様々な人が出したコメントを組み合わせた「スペシャル映像」が作られました。

SEKAI NO OWARIー「ANTI-HERO」

2015年8月6日 Posted by seki

今回は独特の世界観で海外から人気に日が付いたグループ「SEKAI NO OWARI」の最新作「ANTI-HERO」を御紹介します。

本作は現在公開中の実写映画「進撃の巨人」の前篇「ATTACK ON TITAN」の主題歌であり、今までの作品と違い、全て英語歌詞となっております。

映画の為に書き下ろされた曲であり、作詞を担当したFukaseは「悪役のラブソング」がテーマだと語っているそうです。

テーマに相応しく、歌詞の日本語訳は「ヒーロー」に対して挑戦的な態度を取り続ける「悪役」を連想させる言葉が多く、その中に大事な人への愛を感じます。

また、個人的な感想、重々しいサウンドと淡々としたボーカルの声を聴くと、不思議な緊張感を感じます。

ミュージックビデオではメンバー全員が外で雷が轟く洋館の黒い室内で、顔の見えない料理人達の料理を食べ続けるという、一見すると滑稽な、けれど何処か不穏な雰囲気が漂う内容になっています。

気になる方は、是非ともミュージックビデオを御覧ください。

The Decemberists – Don’t Carry It All

2015年2月4日 Posted by seki

今回は、The Decemberistsの「Don’t Carry It All」をご紹介します。

The Decemberists(ザ・ディセンバリスツ)はポートランドを拠点に活躍しているバンドです。

カントリーをベースにしたメロディアスなフォークロック、詩的な歌詞が独特の雰囲気を生み出しており、本国ではフォークを好んで聴くリスナーからも支持されている様子。

この「Don’t Carry It All」はそれまでのディスコグラフィと比べてみてもカントリーが前面に押し出されており、爽やかでありながら耳に残るサウンドが印象に残ります。

「Don’t Carry It All」はアルバム『The King Is Dead』に収録されています。

一曲一曲のキャッチーさも抜群となっているため、リピート必須のアルバムといえるかもしれません。

Spirit Club – Still Life

2015年2月3日 Posted by seki

今回は、Spirit Clubの「Still Life」をご紹介します。

Spirit ClubはWavvesのフロントマン、Nathan Williams(ネイサン・ウィリアムス)による新プロジェクト。

Wavvesの最新アルバム『Afraid of Heights』などではバンドサウンドが全面に押し出されていたのに対し、この「Still Life」はWavves初期の宅録スタイルに戻ったかのようなサウンドが印象的。

Wavvesを自宅録音プロジェクトから世界に誇る大人気バンドに成長させたNathan Williamsにとって、原点回帰といえるようなバンドになっていくのかもしれません。

尚、新曲公開のタイミングに合わせて、YouTubeではJacob Turnbloomが手掛けたミュージック・ビデオが公開されており、今春にはデビュー・アルバムのリリースも予定されています。

Pixies – Debaser

2015年1月20日 Posted by seki

今回は、Pixiesの「Debaser」をご紹介します。

Pixies(ピクシーズ)といえば、映画『ファイト・クラブ』のエンディング曲でもある「Where Is My Mind?」などが有名でしょうか。

「Debaser」こそ、ボーカルのブラック・フランシスによる狂気を感じさせるようなシャウト、疾走感溢れる曲調で、予測不可能なリフなどPixiesの魅力が詰まった一曲になっていると思います。

「Debaser」からスタートするアルバム『Doolittle』に収録されている曲はどれもスローテンポなものばかりであるのに対し、この曲は唯一突き抜けてアップテンポ。

リスナーを飽きさせないような構成などが評価され、Pixiesは現在、オルタナティブ・ロックを代表するようなバンドとして有名ですね。

「Debaser」はアルバム『Doolittle』、ベストアルバム『Wave of Mutilation: Best of Pixies』に収録されています。

Sia – Chandelier

2014年12月26日 Posted by seki

今回は、Siaの「Chandelier」をご紹介します。

Sia(シーア)はオーストラリア出身のシンガーソングライター。

この曲はジャンルとしてはEDMに属しながらも、Siaの確かな歌唱力で聞きごたえのある出来になっている。

海外の各音楽サイトでは2014年に印象に残った曲をランキングにし始め、この「Chandelier」が上位に食い込んでいるのもよく見かける。

しかし、これほどまでの大ヒットを飛ばしながらも、当の本人は公の場に出ることを好んでいない。

最近は頭に紙袋を被った姿をアーティスト写真として公開して話題になった。
この「Chandelier」のMVは、Siaのトレードマークでもあるブロンドのおかっぱヘアーの少女が小さな部屋でダンスをするというもの。

このダンスを披露しているのは、12歳という若さにして様々な場で活躍するダンサーのMaddie Ziegler(マディ・ジーグラー)。

彼女の動きを淡々とカメラが追いかけていくだけという内容なのだが、Siaの歌声を全身で表現するかのような彼女の姿には圧倒されること間違いなしだ。

Mac DeMarco – Still Together

2014年12月17日 Posted by seki

デモ盤の日本版リリースが決定し、今年リリースされたセカンドアルバム『Salad Days』がSPINの「2014年のベストアルバム50」に選出されるなど、

良いニュースが続くインディー・ロック界の風雲児Mac DeMarco。

本日はMac DeMarcoのファーストアルバム『2』から「Still Together」について。

 

「Ode to Viceroy」や「My Kind of Woman」などのサイケな曲が揃ったアルバムのトリを飾るのが、この「Still Together」だ。

それまでの10曲とは対照的に、シンプルなアコースティックギターの音色とMacの歌声だけが響き渡る、非常に静かな曲。

曲を演奏し終えた後に「Kiki」と呼びかけているが、これは彼が交際しているKieraという女性のことだそう。

実に10年以上交際を続けているようで、この曲はどれだけバカなことをやっても、Still Together(それでも一緒)な彼女に捧げる歌なのだろう。

2013年のPitchfork Music Festivalでは彼女をステージに上げ、普通に観衆に紹介し、そのまま彼女と一緒にパフォーマンスを続けた。

 

余談だが、米国のTVネットワークadult swimのThe Eric Andre Showに出演したMac DeMarcoがこの「Still Together」を披露して、

日本のバラエティ番組風にボコボコにされるという演出があり、それについて彼の母親がFacebook上で「もっと才能がある子なのよ」と嘆いていた。

 

そんなMac DeMarcoは、来年1月に初の来日公演を行う。