El Huervo – Turf

2014年5月10日 Posted by seki

今回は、El Huervoの「Turf」という曲を紹介します。

こちらは、「Hotline Miami」というゲームのサウンドトラックからの一曲です。

「Hotline Miami」は海外発のインディーズゲームで、謎めいたストーリー展開とともに、

主人公がマフィアやギャングの居所に乗り込んで殺人を繰り返す、というバイオレンスなストーリーとなっています。

そんな「Hotline Miami」ですが、サウンドはすべてプロとして活動しているインダストリアルやプログレッシブのサウンドクリエーターによって手がけられています。

El Huervoもその一人であり、彼は単独でアルバムもリリースしている、れっきとしたプロのミュージシャンなのです。

この「Turf」という曲は、ゲーム中のある重要な局面での音楽ですが、

その緊張感を余すところなく表現するために、この曲が貢献している部分は大きいかと思われます。

ゲームのスピード感と、バイオレンスな中にもどこか幻想的な雰囲気をつくりあげるために、

「Hotline Miami」のサウンドトラックはその大きな柱となっているのです。

Black Lips – 「Bad Kids」

2014年5月8日 Posted by seki

今回は、Black Lipsの「Bad Kids」という曲を紹介します。

Black Lipsは、アメリカのアトランタで2000年に結成されたバンドです。

いわゆる「パンク」に分類されるサウンドを特徴としており、

ガレージバンドとしての評価も高くなっています。

ライブではギターを燃やして壊したり、ステージに豚の頭を持ち込んだりとかなりハードなパフォーマンスも有名。

そしてこちらの「Bad Kids」が収録されたアルバム、「Good Bad Not Evil」は2007年のリリースですが、

どこか懐かしい感じのする曲だと感じるかもしれません。

彼らは60年代ガレージという音楽ジャンルから影響を受けており、まさしくその

「どこか懐かしい」は彼らにとっての持ち味でもあるのです。

Black Lipsのサウンドには、時代にとらわれない個性が感じられますね。

KOKIA – Believe in the Spirit

2014年5月1日 Posted by seki

今回は、KOKIAの「Believe in the Spirit」という曲をご紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」のサウンドトラックに収録された、

同ゲームの主題歌となる楽曲です。

聖剣伝説でのボーカル付き主題歌といえば、レジェンドオブマナの主題歌がありました。

レジェンドオブマナでは、日本語のボーカルではない歌詞でしたが、今回はKOKIAが起用されています。

こちらの楽曲の雰囲気は、レジェンドオブマナのプロローグに感じられるような、

幻想的でどこかおどろおどろしい雰囲気をたたえています。

作中ではのどかでおだやかなファンタジー風景が描かれることが多い聖剣伝説ですが、

最もオープニングの部分でこういったダークな部分を強調しているために、

ゲーム全体が実に印象的なものになるのかもしれません。

「Believe in the Spirit」は、新しい聖剣伝説のイメージを打ちたてつつ、

これまでの聖剣伝説とも確実に地続きであるということを感じさせる、理想的な主題歌になっているといえるでしょう。

関戸剛 – くじびきひいたら、み〜んなハッピーにゃ!

2014年4月30日 Posted by seki

今回は、関戸剛の「くじびきひいたら、み〜んなハッピーにゃ!」という曲を紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」のサウンドトラックに収録された一曲です。

プレイステーション2用ソフトである聖剣伝説4などの作品で作曲に参加した関戸剛ですが、

その時代のゲーム作曲と、それ以前の菊田裕樹が参加した聖剣伝説2、聖剣伝説3の楽曲に比べると、

最も異なっているのは「音の数」といえるでしょう。

スーパーファミコン時代の菊田裕樹は、限られた音の数の中で作曲をしなければならず、

それには相当な技術が必要になりました。

それに対して、現在ではかなり豊富な音源をゲーム音楽としても使うことができるようになってきていますから、

一曲そのもののリッチさもかなり上がってきています。

そんな中で、どことなく以前の聖剣伝説的な雰囲気を持ったこの曲は、

まさに正統進化を遂げた聖剣伝説サウンドであるといえるでしょう。

関戸剛 – 風馳せる地にて

2014年4月29日 Posted by seki

今回は、関戸剛の「風馳せる地にて」という曲をご紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」のオリジナルサウンドトラックに収録された一曲となっています。

聖剣伝説2、聖剣伝説3、聖剣伝説レジェンドオブマナと、過去作の作曲陣が参加しているこちらのアルバムですが、

この関戸剛は、聖剣伝説4の作曲に参加した人物でもあります。

「RISE OF MANA」では、ほとんどの楽曲を関戸剛が手がけており、実質聖剣伝説4に続くメインコンポーザーといえるでしょう。

聖剣伝説4に関しては、過去作とも音楽の方向性が違うことは多数指摘されており、

その流れを汲んでいる近作も、往年の聖剣伝説ファンにしてみれば違和感を感じてしまうのかもしれません。

しかし、本編からして新しいイメージを打ち出そうとしている「RISE OF MANA」にとってみれば、

関戸剛の楽曲は、これまでにない聖剣伝説像を感じさせてくれるものとなっているといえるでしょう。

伊藤賢治 – 汝、彼の使いの恐怖を知るや

2014年4月27日 Posted by seki

今回は、伊藤賢治の「汝、彼の使いの恐怖を知るや」という曲を紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」のオリジナルサウンドトラックに収録された一曲で、

「新約 聖剣伝説」などのBGMを担当した作曲者、伊藤賢治の作品となっています。

伊藤賢治は「ロマンシング サ・ガ」などのサガシリーズの作曲を担当してきたベテランで、

今回の「RISE OF MANA」の作曲陣にも名を連ねています。

こちらの曲は、菊田裕樹や下村陽子とは少し雰囲気の異なる、ハードな曲調となっています。

これまでの聖剣伝説シリーズにはあまり感じられなかった戦闘のイメージを前面に押し出した雰囲気となっており、

新しい聖剣伝説にふさわしいイメージをまとっているといえるでしょう。

純日本的RPGのような激しい曲調で、ゲームをさらに盛り上げてくれています。

もちろん、聖剣伝説をプレイしたことがなくても、これまでの日本的RPGが好きな方にとっては、

ぴったりとハマる曲になっているでしょう。\

菊田裕樹 – 美しき想いの雫

2014年4月26日 Posted by seki

今回は、菊田裕樹の「美しき想いの雫」という曲をご紹介します。

こちらは、「聖剣伝説RISE OF MANA」というスマートフォン向けゲームのサウンドトラックに収録された一曲です。

作曲者である菊田裕樹は、聖剣伝説シリーズの二作目、そして三作目の楽曲を担当しています。

どちらも発売は1990年代ですので、聖剣伝説シリーズの骨子を支えた人物ともいえるでしょう。

そんな菊田裕樹が、新作であるRISE OF MANAにもこの楽曲を提供することとなりました。

「レジェンドオブマナ」を担当した作曲家の下村陽子同様、菊田裕樹も「聖剣伝説らしさ」を押し出すような曲調としているように思えます。

それほど、こちらの楽曲は「聖剣伝説2」の印象を深く呼び覚ますような、そんな雰囲気を持っています。

昔ながらのファンにとっては、新しい曲でありながら、懐かしさにも浸ることができる、そんな一曲であるといえるでしょう。

下村陽子 – 心踊りし魂の住処

2014年4月24日 Posted by seki

今回は、下村陽子の「心踊りし魂の住処」という曲を紹介します。

こちらの曲は、「聖剣伝説RISE OF MANA」というスマートフォン向けゲームの楽曲を収録した、

オリジナルサンルドトラックからの一曲です。

作曲者の下村陽子氏といえば、同じく聖剣伝説シリーズの四作目、「レジェンドオブマナ」の作曲者としても知られています。

今回の「RISE OF MANA」に収録されているこの曲も、

それを意識してかしないでか、「レジェンドオブマナ」的雰囲気に溢れた幻想的な曲となっています。

「RISE OF MANA」を未プレイの人でも、「レジェンドオブマナ」の雰囲気が好きな人ならば、ぴったりとハマる一曲になるでしょう。

「RISE OF MANA」は聖剣伝説シリーズにおいても久々の新作であり、ある意味お祭りのような記念すべき一作であるといえます。

ゲームミュージックではありますが、単体のインスト楽曲として十分に魅力が詰まっている一作です。

Rage Against the Machine – Fistful of Steel

2014年4月22日 Posted by seki

今回は、Rage Against the Machineの「Fistful of Steel」という曲を紹介します。

Rage Against the Machineは、アメリカのロックバンドです。

結成はカリフォルニア州ロサンゼルスにて、1990年に行われました。

日本では主にレイジという愛称で親しまれているRage Against the Machineですが、

英語圏においてはRATMと呼ばれることが多いようですね。

Rage Against the Machineの特徴といえば、やはりその暴力的なまでのヒップホップサウンドでしょう。

たたみかけるような、そして怒りのこもったようなリリックの応酬と、

それを支えるハードなサウンドが、何よりの個性といえます。

If the vibe was suicide
Then you would push da button
But if ya bowin’ down
Then let me do the cuttin’

このFistful of Steelも、まさにそんな彼らの魅力が最大限に発揮された一曲といえます。

タイトルは、「拳いっぱいの鉄」といったところでしょうか。

Electric Light Orchestra – Xanadu

2014年4月20日 Posted by seki

今回は、Electric Light Orchestraの「Xanadu」という曲を紹介します。

Electric Light Orchestraは、イギリスのバーミンガム出身のロックバンド。

前身であるバンド、ザ・ムーブから発展という形で、1970年から活動をしていました。

彼らの活動は1986年に終了、それまでに絶大な人気を誇ることとなりました。

昨今では、ゲームや映画などでリバイバルブームというか、

一昔前の、それこそ80年代くらいの楽曲がフィーチャーされることも目に付いてきています。

Electric Light Orchestraも、そんな楽曲の中のアイコン的存在といえるでしょう。

A million lights are dancing and there you are, a shooting star
An everlasting world and you’re here with me, eternally

Xanadu, xanadu, (now we are here) in xanadu
Xanadu, xanadu, (now we are here) in xanadu

Xanaduは、日本語で言うところの「桃源郷」にあたる言葉です。

Xanaduにはじまり、Electric Light Orchestraの楽曲には、

聞いているだけでポジティブになれるような、そんな力がありますね。